トライアンフ | TRIUMPH ボンネビル | Bonneville

車輌プロフィール

2001年に登場したボンネビルは、トライアンフの歴史を象徴する空冷バーチカルツインエンジンをダブルクレードルフレームに搭載した、モダンクラシックレンジのモデル。「現代のクラシックモデル」としてのモチーフは、1959年に発売され、当時のハイパフォーマンスモデルとしての名声を博した「T120ボンネビル」。全ての部品は新設計ながら、その雰囲気は踏襲されていた。エンジンの排気量は790ccで、ヘッドはDOHC4バルブ、5速ミッションはTT600用がベースだった。スポークホイールのサイズは前19インチ、後ろ17インチ。翌年には「上級」モデルとしてボンネビルT100が登場。ボンネビルにはないタコメーターが備わっていた。ボンネビルT100は、2005年から排気量を拡大し、865ccになったが、こちらの(素の)ボンネビルは、2007年に865cc化。2008年にはキャブレターに代えて、フューエルインジェクションを備えた。ボンネビルが、モデルとしての性格を変化させたのは、2009年。この年から、ボンネビルはキャスト(金属を鋳造した)ホイールを履くようになり、サイズは前後とも17インチになった(ボンネビルT100は従来通り)。クラシックな雰囲気をいくぶん失うことにはなったが、ホイールサイズのダウンにより、必然的にシート高は低くなり、ハンドルやシートの形状も見直された(価格も引き下げられた。2009年以降のボンネビルは、小柄なライダーにも乗りやすい、トライアンフのエントリーモデルとなり、2015年モデルまでラインナップされた。

2014年 Bonneville (カタログメイン)
2014年 Bonneville 2014年 Bonneville 2014年 Bonneville
2014年モデル
トライアンフ Bonneville

※2015年の秋に、トライアンフ伝統のバーチカルツインエンジンを水冷化した、新しいモダンクラシックレンジ(ボンネビルT120など)が登場。

基本スペック

タイプグレード名 Bonneville
仕向け・仕様 海外メーカーモデル
全長 (mm) 2115
全幅 (mm) 790
全高 (mm) 1130
ホイールベース (mm) 1490
シート高 (mm) 740
車両重量 (kg) 225
乗車定員(名) 2
原動機種類 4ストローク
気筒数 2
シリンダ配列 並列(直列)
冷却方式 空冷
排気量 (cc) 865
カム・バルブ駆動方式 DOHC
気筒あたりバルブ数 4
内径(シリンダーボア)(mm) 90
行程(ピストンストローク)(mm) 68
圧縮比(:1) 9.2
最高出力(kW) 50
最高出力(PS) 68
最高出力回転数(rpm) 7500
最大トルク(N・m) 68
最大トルク回転数(rpm) 5800
燃料供給方式 フューエルインジェクション
燃料タンク容量 (L) 16
エンジン始動方式 セルフスターター式
点火プラグ標準搭載・型式 DPR8EA-9
点火プラグ必要本数・合計 2
搭載バッテリー・型式 YTX12-BS
バッテリー容量 12V 10Ah
エンジン潤滑方式 ウェットサンプ式
エンジンオイル容量※全容量 (L) 4.5
エンジンオイル量(オイル交換時) (L) 3.3
エンジンオイル量(フィルタ交換時) (L) 3.8
推奨エンジンオイル(SAE粘度) 10W-40
クラッチ形式 湿式・多板
変速機形式 リターン式・5段変速
変速機・操作方式 フットシフト
1次減速比 1.740
2次減速比 2.390
変速比 1速 2.730/2速 1.950/3速 1.550/4速 1.290/5速 1.070
動力伝達方式 チェーン
スプロケット歯数・前 18
スプロケット歯数・後 43
チェーンサイズ 525
標準チェーンリンク数 104
フレーム型式 鋼管ダブルクレードル
キャスター角 27°
トレール量 (mm) 106
ブレーキ形式(前) 油圧式ディスク
ブレーキ形式(後) 油圧式ディスク
ブレーキオイル適合規格 DOT 4
懸架方式(前) テレスコピックフォーク
フロントフォークタイプ 正立フォーク
懸架方式(後) スイングアーム式
ショックアブソーバ本数(後) 2
タイヤ(前) 110/70-17
タイヤ(前)構造名 バイアス
タイヤ(後) 130/80R17
タイヤ(後)構造名 ラジアル
ホイールリム幅(前) 3.0
ホイールリム幅(後) 3.5
タイヤ標準指定空気圧(乗車定員時・前) 2.27
タイヤ標準指定空気圧(乗車定員時・後) 2.82
ヘッドライト定格(Hi) 60W/55W
ヘッドライトタイプ(Hi) H4
スピードメーター表示形式 アナログ
メーター表示:時計