トライアンフ | TRIUMPH ロケットスリー | Rocket Ⅲ

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車輌プロフィール

ロケットⅢは、「大排気量クルーザーはV型エンジン」という固定概念を打ち破るかたちで、2004年に発売された。トライアンフらしい直列3気筒のエンジンは、排気量が2,294ccもあり、量産車として史上最大のもの(当時)。そのビッグトリプルを縦置きしたのは、トライアンフにとって初めてのことだった。大排気量、縦置エンジンということで、フレームも専用設計。巨大なエンジンは、フレームの一部として、ストレスメンバーに使われていた。20kg・mを超えるトルクを受け止めるため、タイヤは極太で、フロントは150/80-17、リアは240/50-16サイズ。フロントタイヤでさえ、同年式ボンネビルのリアタイヤよりも太かった。丸目2眼のヘッドライトは、2000年代前半のトライアンフスポーツを象徴する意匠だった。こののち、ロケットⅢからは、「クラシック」や「ツーリング」などの派生モデルが続々と登場。時を経て、2019年に登場した「ロケット」は、表記がローマ数字のⅢではなく、アラビア数字の「3」を使うようになり、モデル名は「ロケット3」(R/GT)ということになった。

2009年 Rocket Ⅲ ファントムブラック(カタログメイン)ファントムブラック
2009年 Rocket Ⅲファントムブラック
2009年モデル
トライアンフ Rocket Ⅲ

フロントダブル、リアシングルのトリプルディスクブレーキ採用や、倒立フォークなど、ロケットⅢには、スポーツバイクさながらの装備が与えられていた。

基本スペック

タイプグレード名 Rocket Ⅲ
仕向け・仕様 海外メーカーモデル
全長 (mm) 2500
全幅 (mm) 970
全高 (mm) 1165
ホイールベース (mm) 1695
シート高 (mm) 740
乾燥重量 (kg) 320
乗車定員(名) 2
原動機種類 4ストローク
気筒数 3
シリンダ配列 並列(直列)
冷却方式 水冷
排気量 (cc) 2294
カム・バルブ駆動方式 DOHC
気筒あたりバルブ数 4
内径(シリンダーボア)(mm) 101.6
行程(ピストンストローク)(mm) 94.3
圧縮比(:1) 8.7
最高出力(PS) 142
最高出力回転数(rpm) 5750
最大トルク(N・m) 200
最大トルク(kgf・m) 20.4
最大トルク回転数(rpm) 2500
燃料供給方式 フューエルインジェクション
燃料タンク容量 (L) 25
エンジン始動方式 セルフスターター式
点火装置 フルトランジスタ式
点火プラグ標準搭載・型式 DPR7EA-9
点火プラグ必要本数・合計 6
搭載バッテリー・型式 YTX20L-BS
バッテリー容量 12V-18Ah
エンジン潤滑方式 ドライサンプ式
エンジンオイル容量※全容量 (L) 5.9
エンジンオイル量(オイル交換時) (L) 5.1
エンジンオイル量(フィルタ交換時) (L) 5.4
推奨エンジンオイル(SAE粘度) 10W-40
クラッチ形式 湿式・多板
変速機形式 リターン式・5段変速
変速機・操作方式 フットシフト
変速比 1速 2.929/2速 1.947/3速 1.435/4速 1.160/5速 0.964
動力伝達方式 シャフト
フレーム型式 鋼管ツインスパインタイプ
キャスター角 32°
トレール量 (mm) 152
ブレーキ形式(前) 油圧式ダブルディスク
ブレーキ形式(後) 油圧式ディスク
ブレーキオイル適合規格 DOT 4
懸架方式(前) テレスコピックフォーク
フロントフォークタイプ 倒立フォーク
フロントフォーク径(φ) 43
フロントホイールトラベル(mm) 120
懸架方式(後) スイングアーム式
ショックアブソーバ本数(後) 2
リアホイールトラベル(mm) 105
タイヤ(前) 150/80R17
タイヤ(前)構造名 ラジアル
タイヤ(前)タイプ チューブレス
タイヤ(後) 240/50R16
タイヤ(後)構造名 ラジアル
タイヤ(後)タイプ チューブレス
ホイールリム幅(前) 3.5
ホイールリム幅(後) 7.5
タイヤ標準指定空気圧(乗車定員時・前) 2.34
タイヤ標準指定空気圧(乗車定員時・後) 2.90
ヘッドライト定格(Hi) 60W/55W
ヘッドライトタイプ(Hi) H4
スピードメーター表示形式 アナログ
メーター表示:エンジン回転計