トライアンフ | TRIUMPH ボンネビルボバーTFC | Bonneville Bobber TFC

車輌プロフィール

2019年から本格的なモデル展開を開始したTFC(トライアンフ・ファクトリー・カスタム)モデル。スラクストンTFC、ロケット3TFCに続く三番目のTFCとして、2020年モデルとして設定されたのが、ボバーTFCだった。英国的なカスタムデザインとクラフトマンシップを体現するTFCのコンセプトは、ボンネビルボバーをベースにしたボバーTFCにおいても、遺憾なく発揮された。ユニオンジャックがデザインされたタンクを含めたディティールと仕上げの良さがTFCたるゆえんであるが、ボンネビルボバーに対して、大きく向上したパフォーマンス要素も注目すべきポイント。1,197ccの水冷並列2気筒エンジンは、ベースモデルから10psアップの87psを発揮し、最大回転数も500rpm高められた。フロントブレーキはダブルディスク式になり、キャリパーはブレンボ製のモノブロックを採用し、フロントサスはオーリンズ製の倒立フォークで、リアショックも同社製だった。左右2本出しのエキゾーストには、アロー製のカーボンエンド付きラッシュサイレンサーが装備されていた。ボバーTFCは、世界750台限定で販売された。2024年12月にも再び登場。この時のベースモデル(ボンネビルボバー)のホイールサイズが、フロント/リアともに16インチだったのに対し、ボバーTFCではフロント19インチを採用した(リアは16インチ)。サイレンサーはアクラポヴィッチ製になった。この際も、世界750台限定で販売された。

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