トライアンフ | TRIUMPH TF 250-X

車輌プロフィール

TF250-Xは、トライアンフが2023年11月に発表された、全く新しいモトクロスレーサー。2024年シーズンのFIMモトクロス世界選手権MX2クラスに参戦するためのマシンだった。MX2クラスは4ストローク250ccエンジン車で競われるため、TF250-X用に、排気量249.95ccの単気筒DOHCエンジンが開発された。鍛造アルミニウムピストンやチタン製バルブ、カーボン低摩擦コーディングなどを採用したこのパワーユニットをツインクレードルを備えたアルミニウムフレームに搭載。ブレーキキャリパーはブレンボ製、サスはKYB製、フロント21インチ/リア19インチのMXサイズホイールに装備されたタイヤはピレリのスコーピオンMX32ミッドソフトだった。また、競技用のアクセサリーとして、ホールショットアシストやトラクションコントロールなどが用意されていた。競技用モデルの常として、短いスパンでの仕様変更があるように、TF250-Xも2026年モデル(2025年7月発表)で新設計のエアボックスやサイレンサー、改良型クラッチを採用するなどのマイナーチェンジを受けた。※競技用車両につき、公道走行不可。

2026年 TF 250-X Jet Black/Pure White(カタログメイン)Jet Black/Pure White
2026年 TF 250-XJet Black/Pure White 2026年 TF 250-X(リアビュー)
マイナーチェンジ
2026年モデル
トライアンフ TF 250-X

TF250-Xの2026年モデルは、吸気効率を上げるための新しいエアボックスとサイレンサーを採用。これはモトクロスレースでの音量規制への適合も目的としていた。クラッチも改良され、サスペンションセッティングも変更されていた。※諸元数値及び画像はプレスリリースを参照

基本スペック

タイプグレード名 TF 250-X
モデルチェンジ区分 マイナーチェンジ
仕向け・仕様 海外メーカーモデル
全幅 (mm) 836
全高 (mm) 1270
ホイールベース (mm) 1492
シート高 (mm) 960
車両重量 (kg) 104
乗車定員(名) 1
原動機種類 4ストローク
気筒数 1
シリンダ配列 単気筒
冷却方式 水冷
排気量 (cc) 249.9
カム・バルブ駆動方式 DOHC
気筒あたりバルブ数 4
内径(シリンダーボア)(mm) 78
行程(ピストンストローク)(mm) 52.3
圧縮比(:1) 14.4
最高出力(PS) 48
最高出力回転数(rpm) 13500
燃料供給方式 フューエルインジェクション
燃料タンク容量 (L) 7
点火装置 フルトランジスタ式
クラッチ形式 湿式・多板
変速機形式 リターン式・5段変速
変速機・操作方式 フットシフト
動力伝達方式 チェーン
スプロケット歯数・前 13
スプロケット歯数・後 48
フレーム型式 アルミニウム・スパイン
キャスター角 27.4°
トレール量 (mm) 116
ブレーキ形式(前) 油圧式ディスク
ブレーキ形式(後) 油圧式ディスク
懸架方式(前) テレスコピックフォーク
フロントフォークタイプ 倒立フォーク
フロントフォーク径(φ) 48
フロントホイールトラベル(mm) 310
懸架方式(後) スイングアーム式
ショックアブソーバ本数(後) 1
リアホイールトラベル(mm) 305
タイヤ(前) 80/100-21
タイヤ(前)構造名 バイアス
タイヤ(前)荷重指数 51
タイヤ(前)速度記号 M
タイヤ(前)タイプ チューブタイヤ
タイヤ(後) 100/90-19
タイヤ(後)構造名 バイアス
タイヤ(後)荷重指数 57
タイヤ(後)速度記号 M
タイヤ(後)タイプ チューブタイヤ
ホイールリム幅(前) 1.6
ホイールリム幅(後) 1.85
車両装備:トラクションコントロール
車両装備:シフトアシスト機構(クイックシフター)