トライアンフ | TRIUMPH トラッカー400 | Tracker 400
トライアンフ・トラッカー400は、2025年12月に発表されたロードスポーツモデル。トラッカーというネーミングは、主に北米で人気のあるフラットトラックレース(※)用マシンをモチーフにしていた。フラットトラックレーサースタイルとしては、かつて日本のホンダがFTR250(1986年)などをラインナップしていたことがあった。搭載していたエンジンは、同年に発表されたスラクストン400と同じ、398cc水冷単気筒DOHCユニットで、42PSの最高出力を毎分9,000回転時に発生させていた。車体構成としては、同時期に発売されていた同ブランドのスクランブラー400に近似してはいたが、よりフラットなバーハンドルが採用され、やや後方に設置されたステップ、前後17インチホイールの採用など、フラットトラックレーサーらしい仕様となっていた。ABS(アンチロックブレーキシステム)とトラクションコントロールシステム、アシストクラッチを搭載。LEDヘッドライトの上には、ミニバイザーが備えられていた。※平坦な未舗装路面に楕円形(オーバル)のコースを設定して着順を争う競技