ビモータ | bimota テージH2 | TESI H2

車輌プロフィール

ビモータ・テージH2は、2019年11月に行われたミラノ国際モーターサイクルショー(EICMA)で発表されたビモータブランドのニューモデル。再生の途上にあったビモータ社をカワサキが支援するために設立されたIMI(イタリアン・モーターサイクル・インベストメント)社が出展したもの(IMI社は、後にビモータ社となる予定だった)。テージH2の名称からも分かるように、ハブステアリング機構が特徴的だったかつての「テージ」に、カワサキ「ニンジャH2」(日本国内ではニンジャH2カーボンとして販売された)のスーパーチャージャー搭載エンジンを組み合わせたモデルだった。IMIは、2020年中にビモータブランドの車両を200台販売する計画だった。その2020年は、新型コロナウイルス(COVID-19)の世界的流行に見舞われ、イタリアでも大くの感染者を出すなどの打撃を受けたが、2020年9月には、予約受付が始まり、同年10月からの販売開始が案内された。その後、日本市場へも導入された。

2021年 TESI H2 カーボン(カタログメイン)カーボン
2021年 TESI H2カーボン 2021年 TESI H2トリコロール 2021年 TESI H2(メーター表示イメージ) 2021年 TESI H2(タンク・フェアリングイメージ)
カラーチェンジ
2021年モデル
ビモータ TESI H2

新しいカラーラインナップとして、「カーボン」(マットトランスパレント)が追加設定された。それに伴い、2020年モデルのカラーリングは、「トリコロール」という呼称に変更された。日本市場での価格は、866.8万円(消費税10%込み)だった。

基本スペック

タイプグレード名 TESI H2
モデルチェンジ区分 カラーチェンジ
発売年 2021
発売月 2
仕向け・仕様 海外メーカーモデル
全長 (mm) 2074
全幅 (mm) 770
全高 (mm) 1155
ホイールベース (mm) 1445
最低地上高(mm) 140
シート高 (mm) 840
乾燥重量 (kg) 207
原動機種類 4ストローク
気筒数 4
シリンダ配列 並列(直列)
冷却方式 水冷
排気量 (cc) 998
カム・バルブ駆動方式 DOHC
気筒あたりバルブ数 4
内径(シリンダーボア)(mm) 76
行程(ピストンストローク)(mm) 55
圧縮比(:1) 8.5
最高出力(kW) 170
最高出力回転数(rpm) 11500
最高出力(kW)※ラムエア加圧 178
最高出力回転数(rpm)※ラムエア加圧 11500
最大トルク(N・m) 141
最大トルク(kgf・m) 14.4
最大トルク回転数(rpm) 11000
燃料供給方式 フューエルインジェクション
燃料タンク容量 (L) 17
燃料(種類) ハイオクガソリン
エンジン始動方式 セルフスターター式
点火装置 フルトランジスタ式
エンジン潤滑方式 ウェットサンプ式
エンジンオイル容量※全容量 (L) 5.0
エンジンオイル量(オイル交換時) (L) 3.9
エンジンオイル量(フィルタ交換時) (L) 4.4
推奨エンジンオイル(SAE粘度) 10W-40
クラッチ形式 湿式・多板
変速機形式 リターン式・6段変速
変速機・操作方式 フットシフト
1次減速比 1.551
2次減速比 2.444
変速比 1速 3.188/2速 2.526/3速 2.045/4速 1.727/5速 1.524/6速 1.348
動力伝達方式 チェーン
スプロケット歯数・前 18
スプロケット歯数・後 44
フレーム型式 アルミ製フロントフレーム
キャスター角 21.3°
トレール量 (mm) 117
ブレーキ形式(前) 油圧式ダブルディスク
ブレーキ形式(後) 油圧式ディスク
懸架方式(前) スイングアーム
フロントホイールトラベル(mm) 100
懸架方式(後) スイングアーム式
ショックアブソーバ本数(後) 1
リアホイールトラベル(mm) 130
タイヤ(前) 120/70ZR17
タイヤ(前)構造名 ラジアル
タイヤ(前)タイプ チューブレス
タイヤ(後) 200/55ZR17
タイヤ(後)構造名 ラジアル
タイヤ(後)タイプ チューブレス
ホイールリム形状(前) MT
ホイールリム幅(前) 3.5
ホイールリム形状(後) MT
ホイールリム幅(後) 6.0
スピードメーター表示形式 デジタル
メーター表示:エンジン回転計
車両装備:スリッパークラッチ