MVアグスタ | MV AGUSTA F4 R
F4 Rは、第2世代のF4(2010年-)の上級仕様モデルとして、2012年に発売された。登場時から、ベースモデルのF4が2013年から搭載することになる「コルサ・コルタ」(Corsa Corta=イタリア語でショートストローク)エンジンを採用。F4のボア×ストロークが76×55mmだったのに対し、F4 Rでは79×50.9という違いだった。2013年にマイナーチェンジを受け、ベースモデルのF4もコルサ・コルタを搭載すると、F4 Rは、リアサスペンションのショックアブソーバにオーリンズのTTXを採用し、ホイールはアルミ鍛造になった。フロントサスは、同年のF4と同じマルゾッキ製で、エンジンやフレームなども同じ。つまり、同じようにエンジン出力とトラクションを緻密かつ正確に電子制御する新システム「MVICS」を搭載。エンジン出力モードは、4種類(スポーツ/ノーマル/レイン/カスタム)から選択可能だった。なお、F4 Rと同時に、F4 RRも登場。RRは登場時から前後ともオーリンズだったなど、より上位にあった。