MVアグスタ | MV AGUSTA ラッシュ1000 | Rush 1000

車輌プロフィール

MVアグスタのラッシュ1000は、2020年モデルとして新登場したハイパーネイキッドモデル。ベースとなったのは、同じ年に発売されたドラッグスター1000RRで、公道仕様でさえ208HPを発生する998ccの水冷直列4気筒エンジンには、チタニウム製コンロッド(コネクティングロッド)が採用されていた。全長やシート高など、スペック上の数値はドラッグスター1000RRと同じながら、まったく印象が異なるのは、ラッシュ1000が丸型のヘッドライトを与えられていたことが大きかった。MVアグスタの丸ヘッドライト車としては、2017年に販売されたRVS#1(798cc・3気筒)以来のこと。ベースがドラッグスター1000RRとはいえ、リアまわりはラッシュ1000のオリジナル。リアホイールは、カーボンファイバーのカバーでエンクローズドされて(覆われて)いた。前後サスとステアリングダンバーには、オーリンズ製の電子制御ユニットが搭載。その他、エンジン、車体まわりのエレクトロニクスは、ベースモデルゆずり。ライドモード(4種)、トラクションコントロール(8段階)、アップ&ダウン対応のクイックシフターが搭載されていた。2021年モデルでは欧州排出ガス規制のユーロ5に適合するとともに、電子制御のアップデートが行われた。

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