富士重工業 | FUJI JUKOGYOU ラビット | Rabbit
大正7年(1917年)に、中島知久平氏によって創設された飛行機研究所は、翌年、中島飛行機製作所と改称され、そののち、中島飛行機株式会社となって、日本陸海軍向けの航空機および航空機用エンジンを生産していた。昭和20年(1945年)の敗戦直後(8月17日)には、平和産業への転換を図るべく、社名を富士産業株式会社へと改称した。翌1946年に、その富士産業(のちに東京富士産業)が発売したのが、スクーターの「ラビット」だった。ラビット・シリーズは、さまざまなモデルを生み出しながら、1968年まで展開された。なお、日本が再独立(1952年)したのちの1953年(昭和28年)には、旧中島飛行機系の企業が統合されるかたちで、富士重工業株式会社が発足。ラビットのメーカー表記は、便宜上、富士重工業とした。※富士重工業は、2016年に株式会社SUBARUへと改称された
Rabbit
2022年10月22日
42グー!
3年前にいただいたラビットS302。
リア固着でスケボーに乗せて移動することしかできなくて、直せる訳がないと3年間放置してしまいました。
しかし不動のS301Bを自力で公道復帰させた際に大体の構造が分かり、302もダメ元でバラしてみることにしました。
回せばなめるネジたちと格闘しながら、なんとかエンジンを外し、ピストンとシリンダーの様子を見ると、わりと悪くない状態。
ピストンリングもいけるような気がするのでそのまま作業を進めてみました。
ピストンは動くようになったが、点火しなかったのでダイナモを開けてみると、見事にブラシカスだらけでした。
掃除をすると強い火花が飛んだので、点火時期とポイントギャップを整え点火はOK。
外装は欠品だらけだったが、全国からかき集め、なんとかすべて調達。
ガスケット類は型を取り自作し取り付け。
自作ガスケットでオイル漏れが止まる時の感動は無類ですよ。
バッテリーは車用、燃料は点滴、S301のキャブレターを付け、スターターを回すと即座にエンジンがかかり、アイドリングも安定…
登録書類から見るに、40年以上は放置されたラビットだったが、エンジンは完璧に生きていました。
さすが昔のエンジンは強いです。
富士重工素晴らしいです。
自賠責も取り、初の4速ラビットを体験しました!
意外に遅いのね君!
今は受注生産のシートを待っている状態です〜。