ヤマハ | YAMAHA YSR80

車輌プロフィール

YSR80は、先んじて販売されていたYSR50(1986年3月)の姉妹モデルとして、半年後の1986年9月に登場した。YSR50譲りの車体(フレームは強化されていたが)に、8.8psを発揮する2スト単気筒79ccエンジンを搭載して、ミッションは5段リターン式、フロントブレーキは油圧ディスク式(これらはYSR50と同じ仕様)を採用。タコメーターはYSR80ならではの装備だった。1988年3月にマイナーチェンジを受け、ブレーキディスクが放熱性に優れた穴あきタイプになるなどの変更を受けた。なお、排気量による区分では、YSR80は原付2種に該当するが、モデルライフを通じて、タンデムステップもタンデムベルト(グリップ)も装備しておらず、1人乗り専用だった。2人乗りはできないが、原付1種のくびき(制限速度30km/h以下・二段階右折)を解かれたモデルとしての存在意義があった。

1988年 YSR80 88ヤマハワークスカラー(カタログメイン)88ヤマハワークスカラー
1988年 YSR8088ヤマハワークスカラー 1988年 YSR80(サイドビュー) 1988年 YSR80(サイドビュー)
マイナーチェンジ
1988年モデル
ヤマハ YSR80

マイナーチェンジを受け、よりレーシーなスタイルと装備を得た。フロントのブレーキディスクは、従来のソリッドタイプから、放熱性に優れた穴あきタイプに変更され、ハンドルはパイプ加工品から鍛造製に、ブレーキペダルをより内側にセットして、コーナリング時のバンク角を稼いでいた。

基本スペック

タイプグレード名 YSR80
モデルチェンジ区分 マイナーチェンジ
型式 2GX
発売年 1988
発売月 3
仕向け・仕様 国内向けモデル
全長 (mm) 1610
全幅 (mm) 635
全高 (mm) 930
ホイールベース (mm) 1060
最低地上高(mm) 115
シート高 (mm) 650
乾燥重量 (kg) 76
最小回転半径(m) 2.4
乗車定員(名) 1
原動機型式 2GX
原動機種類 2ストローク
気筒数 1
シリンダ配列 単気筒
冷却方式 空冷
排気量 (cc) 79
2スト・吸気形式 ピストンリードバルブ
内径(シリンダーボア)(mm) 49
行程(ピストンストローク)(mm) 42
圧縮比(:1) 6.1
最高出力(PS) 8.8
最高出力回転数(rpm) 8000
最大トルク(kgf・m) 0.81
最大トルク回転数(rpm) 7500
燃料供給方式 キャブレター
燃料タンク容量 (L) 8
エンジン始動方式 キックスターター式
点火装置 C.D.I.式
点火プラグ標準搭載・型式 B8HS
点火プラグ必要本数・合計 1
搭載バッテリー・型式 6N4-2A-2
バッテリー容量 6V-4Ah
エンジン潤滑方式 分離給油(2スト)
2ストエンジンオイルタンク容量 0.70
クラッチ形式 湿式・多板
変速機形式 リターン式・5段変速
変速機・操作方式 フットシフト
1次減速比 3.578
2次減速比 2.642
変速比 1速 3.250/2速 2.000/3速 1.428/4速 1.125/5速 0.961
動力伝達方式 チェーン
スプロケット歯数・前 14
スプロケット歯数・後 37
チェーンサイズ 420
標準チェーンリンク数 98
フレーム型式 ダブルクレードル
キャスター角 26°
トレール量 (mm) 67
ブレーキ形式(前) 油圧式ディスク
ブレーキ形式(後) 機械式リーディングトレーリング
懸架方式(前) テレスコピックフォーク
フロントフォークタイプ 正立フォーク
懸架方式(後) スイングアーム式
ショックアブソーバ本数(後) 1
タイヤ(前) 3.50-12
タイヤ(前)構造名 バイアス
タイヤ(前)プライレーティング 2PR
タイヤ(前)タイプ チューブレス
タイヤ(後) 4.00-12
タイヤ(後)構造名 バイアス
タイヤ(後)プライレーティング 2PR
タイヤ(後)タイプ チューブレス
ホイールリム形状(前) MT
ホイールリム幅(前) 2.5
ホイールリム形状(後) MT
ホイールリム幅(後) 2.5
タイヤ標準指定空気圧(乗車定員時・前) 1.25
タイヤ標準指定空気圧(乗車定員時・後) 1.50
ヘッドライト定格(Hi) 25W/25W
テールライト定格(制動/尾灯) 10W/3W
スピードメーター表示形式 アナログ
メーター表示:エンジン回転計