ヤマハ | YAMAHA チャピィ50 | CHAPPY 50

車輌プロフィール

チャピィは、1973年に発売されたヤマハレジャーバイクだった。この年の春には、ジッピィが発売されており、それに続く第二弾というかたちで、先行したジッピィが、極太のリアタイヤを備えたサンドバギーのような構成だったのに対し、チャピィは、ちょっとそこまで行くときに、気負いなく乗れるようなバイクだった。そんな雰囲気は、登場時のキャッチコピー「赤くて、小さくて、かわいい」にもよく表れていた。エンジンは、49ccの2スト単気筒で、自動遠心クラッチの2速ミッション(自動変速)が組み合わされ、ホイールは前後とも8インチサイズだった。翌74年には、手動クラッチ&4段変速仕様車も追加され、その後、自動遠心クラッチ&3段変速仕様(変速操作は必要)も設定された。1979年11月発売の80年モデルからは、電装系が強化されるとともに、角型ヘッドライトを採用した。なお、チャピィは、後年、「チャッピー」や「チャピー」と呼ばれることが多くなるが、正式な車名は、促音(ッ)はなく、音引き(ー)でもなく「チャピィ」が正確。音引きなしは、ジッピィやボビィでも同様だった。

1980年 CHAPPY 50自動遠心クラッチ車 コンペティションライトグリーン(カタログメイン)コンペティションライトグリーン
1980年 CHAPPY 50自動遠心クラッチ車コンペティションライトグリーン 1980年 CHAPPY 50自動遠心クラッチ車チャピイレッド 1980年 CHAPPY 50自動遠心クラッチ車ニューホワイト
マイナーチェンジ
1980年モデル
ヤマハ CHAPPY 50自動遠心クラッチ車

メンテナンスフリーのCDI式点火を採用。燃料計を新設した。ヘッドランプやスピードメーターも角型となった。また、レギュレータを採用してバッテリー上がりを防止。自動遠心3速車は、シフトフォークを一本減らしてチェンジ操作を軽くした。LB50Ⅱ-C

基本スペック

タイプグレード名 CHAPPY 50自動遠心クラッチ車
モデルチェンジ区分 マイナーチェンジ
型式 439
発売年 1979
発売月 11
仕向け・仕様 国内向けモデル
全長 (mm) 1615
全幅 (mm) 650
全高 (mm) 995
ホイールベース (mm) 1050
最低地上高(mm) 130
シート高 (mm) 710
最小回転半径(m) 1.5
乗車定員(名) 1
原動機型式 439
原動機種類 2ストローク
気筒数 1
シリンダ配列 単気筒
冷却方式 空冷
排気量 (cc) 49
内径(シリンダーボア)(mm) 40
行程(ピストンストローク)(mm) 39.7
圧縮比(:1) 6
最高出力(PS) 3.5
最高出力回転数(rpm) 5000
最大トルク(kgf・m) 0.55
最大トルク回転数(rpm) 4000
燃料供給方式 キャブレター
燃料タンク容量 (L) 3.5
燃料(種類) レギュラーガソリン
エンジン始動方式 キックスターター式
点火装置 C.D.I.式
点火プラグ標準搭載・型式 B6HS
点火プラグ必要本数・合計 1
搭載バッテリー・型式 6N4-2A-2
バッテリー容量 6V-4Ah
エンジン潤滑方式 分離給油(2スト)
2ストエンジンオイルタンク容量 1.40
クラッチ形式 湿式・多板・遠心
変速機形式 ロータリー式・3段変速
1次減速比 3.578
2次減速比 2.286
変速比 1速 3.250/2速 1.812/3速 1.200
動力伝達方式 チェーン
フレーム型式 鋼管アンダーボーン
キャスター角 26°00'
トレール量 (mm) 45
ブレーキ形式(前) 機械式リーディングトレーリング
ブレーキ形式(後) 機械式リーディングトレーリング
懸架方式(前) テレスコピックフォーク
懸架方式(後) スイングアーム式
ショックアブソーバ本数(後) 2
タイヤ(前) 4.00-8
タイヤ(前)構造名 バイアス
タイヤ(前)プライレーティング 2PR
タイヤ(前)タイプ チューブタイヤ
タイヤ(後) 4.00-8
タイヤ(後)構造名 バイアス
タイヤ(後)プライレーティング 2PR
タイヤ(後)タイプ チューブタイヤ
ホイールリム幅(前) 2.5
ホイールリム幅(後) 2.5
タイヤ標準指定空気圧(乗車定員時・前) 1.00
タイヤ標準指定空気圧(乗車定員時・後) 1.25
ヘッドライト定格(Hi) 25W/25W
テールライト定格(制動/尾灯) 17W/5.3W
スピードメーター表示形式 アナログ
メーター表示:燃料計