ヤマハ | YAMAHA SCR950
SCR950は、BOLT(ボルト)をベースモデルにしたレトロスクランブラーとして2017年5月に発売された。そのスタイルモチーフは、1960年代、オフロード専用バイクが登場する以前に、荒地走行を目的にした「スクランブラー」カテゴリーのモデル。アメリカンボバースタイルのボルトのメインフレームを受け継ぎながら、リアフレームを独自設計として、スクランブラーらしい長くてフラットなシートを備え、幅広のバーハンドルを装備して、ボルトとはまるで違うスタイルを実現していた。941ccの空冷60°V型2気筒エンジンはボルトゆずり。ベルト駆動、5段ミッションのギア比などもボルトと同じだった。ただし、リアホイールは、ボルトの16インチに対して、SCR950は17インチ。メーカーのモデル設定では、スクランブラーとなってはいたものの、マフラーはアップタイプでもないので、一見するとトラディショナルなロードスポーツ風(SR400に近いような)ともいえた。発売後、モデルチェンジや色変更などを受けることなく、2019年に生産が終了した。
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