ヤマハ | YAMAHA FJ1100

車輌プロフィール

1984年に登場したFJ1100は、空冷直列4気筒エンジンを搭載した高速ツアラー。83年のパリショー(フランス)でお披露目され、その年の東京モーターショーでも展示された。86年には1200cc化され、FJ1200となった。

ヤマハ FJ1100のユーザーレビュー・写真
 
何故不人気なのか分からないバイク

満足している点

就職したての若い頃に3年ほど付き合いましたが、当時はこのバイクの本当の良さを分からずに手放してしまい、5年ほど前に中古車を再度買い直しました。

○ 初期型の赤白のカラーがとても気に入っています。
○ 低速からトルクがあり、トップに入れたらほとんどオートマ感覚
○ パワーの出方が穏やかで中高年にも優しいバイクです。
 (でも飛ばすとちょっと怖いくらいパワーがありますが)
○ 空冷4バルブのシンプルな構造なので、故障箇所が分かりやすいところ。
○ 小柄な日本人にも合う近いハンドル位置と緩い前傾ポジション、低いシート高。
○ 排気量の割には意外と良い燃費。そして大きなガソリンタンク(24.5リットル!)

不満な点

大きな不満点はありませんが、強いて言えば・・・

○ 80年代のバイクなので、電装系が弱いこと。若いころはバッテリーが上がって良く押しがけしていましたね。今は高性能な充電器とLEDより解消しています。
○ フロントカウルとキャブレターの取り外しが少し面倒。
○ 右側に倒すと、かなりの確率でクランクケースを割ります。ブレーキペダルの位置が悪く、ちょうどヒットするようです。
○ フロント16インチがいつまで入手できるのか?
○ アンチノーズダイブ機構は、私には有効性が認められなかったので取り外し、キャンセラーを装着しています。

これから購入する人へのアドバイス

1200の方が改良されているようですし、FJを買うならそちらをお勧めします。特に91年以降のオーソゴナルマウント方式が採用されたモデルが良さそうです。ただ1200も生き残りが少なくなりましたね。
さすがに廃盤になったパーツが多くなってきましたが、逆輸入車の強みか海外のオークションで中古部品を入手できることもあります。(最後に)FJのようなバイク(XJRとFJRを足して2で割ったような空冷の高速ツアラー)をまたヤマハさんが出してくれたら嬉しいです。

総合評価: 4
年式:1985年  燃費:一般道:18.0km/L  高速道:21.0km/L
投稿者:bikke
投稿日:2015-05-17 00:23:35