ヤマハ | YAMAHA FZR250
1986年12月に発売されたFZR250(モデルイヤー上は87年)は、2ストレプリカのTZR250に対する、4ストロークエンジンのレーサーレプリカだった。登場としては、ちょうど1年、TZR250に遅れたことになっていた。FZRシリーズとしては、FZR1000、FZR750、FZR400に続く4番目のモデルということになり、排気量上の設定では、FZ250フェーザーの後継モデルだった。実際に、ジェネシスコンセプトによる前傾45°の直列4気筒エンジンはFZ250フェーザー用をベースにリファインしたもので、点火システムは先行したFZR400ゆずりのフルトランジスタ式が採用されていた。88年モデルでは、ヤマハの排気デバイスEXUP(エグザップ)を装備し、日常での実用回転域である5千回転から1万回転でのトルクアップを果たしていた。また、だ円形断面のマフラーを採用し、レーサーイメージを向上するとともに、排気音量の低減も果たしていた。翌89年、後継モデルとなるFZR250Rが登場し、FZR250としてはモデルエンドとなった。
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