ヤマハ | YAMAHA XT600テネレ | XT600 Tenere

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 XT600テネレ | XT600 Tenere

車輌プロフィール

1982年のパリショーで公開されたXT600テネレは、595ccの空冷4スト単気筒SOHC4バルブエンジンを搭載したビッグオフローダーだった。発売は1983年モデルから。以降、21世紀まで続く「テネレ」名モデルの始祖となったが、そもそも、XT600テネレの開発は、アフリカの砂漠を舞台としたパリダカールラリーへ参戦するためのマシンを目的としたもの。テネレとは、砂漠の民トゥアレグ族の言葉で、「何もない場所」=砂漠を意味してた。当時、パリダカをはじめとしたラリーレイドの人気は、欧州、なかんずくフランスで高く、XT600テネレも人気モデルとなった。見るからに巨大なタンク容量は30リッター。フロントのディスクブレーキは、ヤマハ製オフロードバイクとして初採用だった。86年のマイナーチェンジで、セルフスターターを装備。つまり、初期型は、キックのみだったことになる。1988年には、後継モデルとなるXT600Zテネレへとバトンを渡した。XT600Zテネレは、ハーフフェアリングを装備しており、これ以後の「テネレ」は、全てハーフフェアリングを備えることになった。

1986年 XT600 Tenere (カタログメイン)
1986年 XT600 Tenere
マイナーチェンジ
1986年モデル
ヤマハ XT600 Tenere

セルフスターターを装備した。フロントのブレーキディスクにカバーが付属した。

基本スペック

タイプグレード名 XT600 Tenere
モデルチェンジ区分 マイナーチェンジ
仕向け・仕様 海外向けモデル
全長 (mm) 2210
全幅 (mm) 890
全高 (mm) 1260
乗車定員(名) 2
原動機種類 4ストローク
気筒数 1
シリンダ配列 単気筒
冷却方式 空冷
排気量 (cc) 595
カム・バルブ駆動方式 OHC(SOHC)
気筒あたりバルブ数 4
内径(シリンダーボア)(mm) 95
行程(ピストンストローク)(mm) 84
燃料供給方式 キャブレター
燃料タンク容量 (L) 30
エンジン始動方式 セルフ・キック 併用式
クラッチ形式 湿式・多板
変速機形式 リターン式・5段変速
変速機・操作方式 フットシフト
動力伝達方式 チェーン
ブレーキ形式(前) 油圧式ディスク
ブレーキ形式(後) 機械式リーディングトレーリング
懸架方式(前) テレスコピックフォーク
フロントフォークタイプ 正立フォーク
懸架方式(後) スイングアーム式
ショックアブソーバ本数(後) 1
タイヤ(前) 3.00-21
タイヤ(前)構造名 バイアス
タイヤ(後) 4.60-18
タイヤ(後)構造名 バイアス
スピードメーター表示形式 アナログ
車両装備:キャリア