ヤマハ | YAMAHA XT660Zテネレ | XT660Z Tenere

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車輌プロフィール

XT660Zテネレは、2008年に発売された、ビッグシングルエンジン搭載のオフロードアドベンチャーモデルだった。ヤマハのパリ・ダカールラリー参戦マシンに用いられてきた「テネレ」の名を冠する単気筒600ccクラスの市販モデルは、1983年登場のXT600テネレ(空冷4バルブ)、91年からのXTZ660テネレ(水冷5バルブ)に続く、3モデル目(水冷4バルブ)ということになるが、XTZ660テネレの生産終了から10年以上を経ていたので、後継モデルというよりも、「リバイバルネーム」という意味合いでとらえられるものだった(並列2気筒エンジンの「スーパーテネレ」も、XTZ750の終了から約15年を経て、2010年にXT1200Zが登場)。XTZ660テネレは、排気量660ccの水冷4スト単気筒SOHC4バルブエンジンと、5速リターン式ミッション、前2後ろ1のトリプルディスクブレーキを採用。縦長のヘッドライトとスクリーンのためか、背が高い(横幅がスッキリ)という印象が残るフォルムだった。2012年にはABS搭載モデルが追加され、2015年モデルまで設定された。なお、XTZ660テネレは海外市場向け専用モデルであり、日本国内ではラインナップされなかった(逆輸入車として、少数が流通していたもよう)。2019年に登場したテネレ700は、ここまでの通例ならば単気筒エンジンのはずだが、MT-07系の並列2気筒を搭載。2気筒でも「スーパー」テネレではなかった。

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