トリシティ300の前後タイヤ交換のご依頼を頂きました。
ヤマハ | YAMAHA トリシティ300 | TRICITY 300
トリシティ300は、2020年の新型モデルとして発売された。2018年のEICMA(ミラノ国際モーターサイクルショー)に展示されたコンセプトモデルの「3CT」が、翌年の東京モーターショー2019に「トリシティ300」として登場し、その直後のEICMA2019で、欧州市場デビューということになった(日本市場では2020年9月に発売)。名称や、前二輪の構成からも分かる通り、トリシティ125/155の上位モデルにあたり、ナイケン/GTを含めたLMW(リーニングマルチホイール)におけるミドルレンジモデルでもあった。先行していたLMW各モデルに与えられず、トリシティ300には採用された機能は、チルトロックアシストシステム(スタンディングアシストシステム)。これは、停車時に車両を自立させるシステムで、操作は左側グリップのスイッチで行った。スタンディングアシストの搭載によって、信号待ちなどの停車中に足を着く必要がなくなり、シティコミューターとしての利便性は大きく向上した。エンジンは、排気量292ccの水冷単気筒SOHCユニットで、欧州向けのXMAX300(日本では排気量を落とし、XMAX250として販売)用をベースに、セッティングを最適化したもの。ホイールサイズは3輪ともに14インチで、各輪にディスクブレーキを装備。ヘッドライトはLED、メーターはフル液晶、キーレス始動だった。リアブレーキロック/解除は、フロントパネル左側に配置されたラチェットレバーで行った。2020年9月の発売以来、仕様変更も排ガス規制への対応もなかったが、2024年モデルになって、平成32年(令和2年)規制をクリア。型式は新たに「8BL-SH21J」となった。※欧州市場では、4輪免許(B免許)で運転可能だった。日本では普通自動二輪(AT限定)免許以上が必要。欧州向けモデルに存在したフットブレーキは、日本向けには存在しなかった。