スズキ | SUZUKI バンディット1250 | BANDIT 1250
2007年3月に発売されたバンディット1250は、前年まで販売されていたバンディット1200の後継モデル。車名の数値が50アップしたことから明らかなように、排気量はバンディット1200よりも拡大されていた。実際は、1,156ccから1,254ccになっているので98ccの拡大なのだが、このモデルチェンジ、名称変更のもっとも大きなポイントは、エンジンの冷却方式が、これまでの油冷式から水冷式に変更されたことだった。基本的な構成は、バンディット1200時代と大きく変わってはいないが、水冷エンジンの搭載にあわせてダブルクレードルフレームのダウンチューブを10%大径化することで剛性を上げ、ミッションは5速から6速になった。また、今回のモデルチェンジの目的が、平成19年排出ガス規制に適合するためでもあり、燃料噴射装置はキャブレターからフューエルインジェクションに変更されていた。なお、同時にハーフカウルを備えたバンディット1250Sも発売され、無印のネイキッドと、ハーフカウルのSという構成は、GSF1200/S、バンディット1200/Sに続くものとなった。ネイキッドのバンディット1250は、前身モデルから引き継いだ丸型ヘッドライト仕様からスタートし、2010年のマイナーチェンジで異形ヘッドライトを採用した。この年にはバンディット1250シリーズに、フルカウル装備のバンディット1250Fが追加設定され、その後、ネイキッド&ハーフカウルで続いてきたシリーズのモデル構成が、ハーフカウル&フルカウル中心に移行した。しばらくネイキッド仕様の販売こそ続いたが、モデルとしては2010年仕様(L0)が最終となった。
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