スズキ | SUZUKI GS50

車輌プロフィール

GS50は、2005年2月に発売された原付1種(50cc)のスポーツバイクだった。「GS」というスズキ4ストスポーツ伝統のネーミングを与えられた初の原付1種が、21世紀になって登場するという、ある意味で奇跡的な登場でもあった。搭載された排気量49ccの空冷単気筒OHCエンジンは、カブタイプのビジネスモデル、バーディ50用めっきシリンダーエンジンを転用したもので、5.0psの最高出力を8,500回転(毎分)で発生させていた。高出力でありながら、30km/h定地走行燃費はリッターあたり95kmを達成。ボリュームのある燃料タンクは、容量8リットルだったため、計算上は750km以上を無給油で走ることが可能だった。ミッションは4段リターン式で、ホイールサイズは前後とも14インチ。大ぶりのタンクとバランスをとるように、たっぷりとした大きさのテールカウル、原付1種とは思えないサイズのサイレンサーが付いたマフラーを採用していた。原付1種を対象とした平成18年排出ガス規制に適合(※)することなく、生産終了となった。※すでに販売されていたバイクは、2007年9月1日までに対応が必要だった

2006年 GS50 (カタログメイン)
2006年 GS50
2006年モデル
スズキ GS50

基本スペック

タイプグレード名 GS50
型式 BA-NA41A
発売年 2006
仕向け・仕様 国内向けモデル
全長 (mm) 1730
全幅 (mm) 685
全高 (mm) 930
ホイールベース (mm) 1185
最低地上高(mm) 150
シート高 (mm) 690
車両重量 (kg) 75
乗車定員(名) 1
燃料消費率(1)(km/L) 95.0
測定基準(1) 国交省届出(30km/h走行時)
原動機型式 A406
原動機種類 4ストローク
気筒数 1
シリンダ配列 単気筒
冷却方式 空冷
排気量 (cc) 49
カム・バルブ駆動方式 OHC(SOHC)
気筒あたりバルブ数 2
内径(シリンダーボア)(mm) 39
行程(ピストンストローク)(mm) 41.8
圧縮比(:1) 9.5
最高出力(kW) 3.7
最高出力(PS) 5
最高出力回転数(rpm) 8500
最大トルク(N・m) 4.3
最大トルク(kgf・m) 0.44
最大トルク回転数(rpm) 7000
燃料供給方式 キャブレター
燃料タンク容量 (L) 8
燃料(種類) レギュラーガソリン
満タン時航続距離(概算・参考値) 760.0
エンジン始動方式 キックスターター式
点火装置 C.D.I.式
点火プラグ標準搭載・型式 CR6HSA
点火プラグ必要本数・合計 1
搭載バッテリー・型式 YT4L-BS
クラッチ形式 湿式・多板
変速機形式 リターン式・4段変速
変速機・操作方式 フットシフト
1次減速比 3.153
2次減速比 3.842
変速比 1速 3.400/2速 1.933/3速 1.315/4速 1.095
動力伝達方式 チェーン
スプロケット歯数・前 13
スプロケット歯数・後 41
チェーンサイズ 420
標準チェーンリンク数 98
フレーム型式 バックボーン
キャスター角 25°00′
トレール量 (mm) 74
ブレーキ形式(前) 機械式リーディングトレーリング
ブレーキ形式(後) 機械式リーディングトレーリング
懸架方式(前) テレスコピックフォーク
フロントフォークタイプ 正立フォーク
懸架方式(後) スイングアーム式
ショックアブソーバ本数(後) 2
タイヤ(前) 70/90-14
タイヤ(前)構造名 バイアス
タイヤ(前)荷重指数 34
タイヤ(前)速度記号 P
タイヤ(前)タイプ チューブタイヤ
タイヤ(後) 80/90-14
タイヤ(後)構造名 バイアス
タイヤ(後)荷重指数 40
タイヤ(後)速度記号 P
タイヤ(後)タイプ チューブタイヤ
ホイールリム幅(前) 1.4
ホイールリム幅(後) 1.6
ヘッドライト定格(Hi) 30W/30W
テールライト定格(制動/尾灯) 18W/5W
スピードメーター表示形式 アナログ