スズキ | SUZUKI SV400

車輌プロフィール

1998年9月に発売されたSV400は、バンク角90°の水冷Vツインエンジンをアルミトラスフレームに搭載したネイキッドスポーツだった。カウルレスのSV400と同時に、ハーフカウル装備、セパレートハンドル採用のSV400Sも発表され、イナズマ(油冷4気筒)やインパルス(水冷4気筒)とともに、400ccスポーツにラインナップされた。V型2気筒採用のメリットは、エンジン幅を狭くできることによるスリムな車体と、エンジン単体の軽さを得ながら、マルチ(4気筒)よりも豊かなトルクを使うことができることだった。2002年11月のマイナーチェンジ(2003年モデル)ではフロントブレーキをダブルディスク式に変更した。バーハンドルを採用し、アップライトなライディングポジションで扱いやすいモデルだったSV400だが、メイン機種はハーフカウル装備のSV400Sとされていて(前ダブルディスク化もSV400Sは2年早かった)、生産も、SV400Sよりも一足早く終了した。なお、2010年から、Vツインエンジンを搭載したネイキッドとして、グラディウス400が登場した。同系統のエンジンで、形状は異なるがトラスフレームも同様で、実質的なSV400/Sの後継モデルだった。

2004年 SV400 (カタログメイン)
2004年 SV400
2004年モデル
スズキ SV400

基本スペック

タイプグレード名 SV400
型式 BC-VK53A
発売年 2004
仕向け・仕様 国内向けモデル
全長 (mm) 2070
全幅 (mm) 750
全高 (mm) 1060
ホイールベース (mm) 1430
最低地上高(mm) 140
車両重量 (kg) 184
乗車定員(名) 2
燃料消費率(1)(km/L) 37.0
測定基準(1) 国交省届出(60km/h走行時)
原動機型式 K508
原動機種類 4ストローク
気筒数 2
シリンダ配列 V型(L型)
シリンダバンク角(°) 90
冷却方式 水冷
排気量 (cc) 399
カム・バルブ駆動方式 DOHC
気筒あたりバルブ数 4
内径(シリンダーボア)(mm) 72
行程(ピストンストローク)(mm) 49
圧縮比(:1) 11.8
最高出力(kW) 39
最高出力(PS) 53
最高出力回転数(rpm) 10500
最大トルク(N・m) 41
最大トルク(kgf・m) 4.2
最大トルク回転数(rpm) 8000
燃料供給方式 キャブレター
燃料タンク容量 (L) 16
燃料(種類) レギュラーガソリン
満タン時航続距離(概算・参考値) 592.0
エンジン始動方式 セルフスターター式
点火装置 フルトランジスタ式
点火プラグ標準搭載・型式 CR7E
点火プラグ必要本数・合計 2
搭載バッテリー・型式 YTX9-BS
エンジン潤滑方式 ウェットサンプ式
クラッチ形式 湿式・多板
変速機形式 リターン式・6段変速
変速機・操作方式 フットシフト
1次減速比 2.620
2次減速比 3.000
変速比 1速 2.461/2速 1.777/3速 1.380/4速 1.125/5速 0.961/6速 0.851
動力伝達方式 チェーン
スプロケット歯数・前 15
スプロケット歯数・後 45
チェーンサイズ 520
標準チェーンリンク数 108
フレーム型式 トレリスフレーム
キャスター角 25°00′
トレール量 (mm) 100
ブレーキ形式(前) 油圧式ダブルディスク
ブレーキ形式(後) 油圧式ディスク
懸架方式(前) テレスコピックフォーク
フロントフォークタイプ 正立フォーク
懸架方式(後) スイングアーム式
タイヤ(前) 120/60ZR17
タイヤ(前)構造名 ラジアル
タイヤ(前)荷重指数 55
タイヤ(前)速度記号 (W)
タイヤ(前)タイプ チューブレス
タイヤ(後) 160/60ZR17
タイヤ(後)構造名 ラジアル
タイヤ(後)荷重指数 69
タイヤ(後)速度記号 (W)
タイヤ(後)タイプ チューブレス
ホイールリム形状(前) MT
ホイールリム幅(前) 3.5
ホイールリム形状(後) MT
ホイールリム幅(後) 4.5
ヘッドライト定格(Hi) 60W/55W
テールライト定格(制動/尾灯) 21/5W