スズキ | SUZUKI VX800

車輌プロフィール

VX800(VS51A)は、1990年に発売されたロードスポーツモデル。排気量805ccの水冷V型2気筒エンジンを搭載していた。1990年は、日本国内で750cc以上の二輪車販売が解禁された年(それまでは750cc以下しか販売できなかった)で、VX800は、スズキが初めて日本国内に投入した「オーバー・ナナハン」の車両でもあった。写真からも明らかなように、キャスター角が大き目にとられており、クルーザー的な性格が与えられていた。5段ミッション、シャフトドライブ、前後ディスクブレーキを採用していた。ホイールサイズは、フロント18インチ/リア17インチ。

スズキ VX800のユーザーレビュー・写真
 
文句なく傑作車

満足している点

超スリムな車体(VT250のアンダーカウルをつけていましたが、フレームに取り付ける時点で左右から少しつぶしました。つまりVTよりフレーム幅が狭いです)。

寝たキャスターアングルと長いホイールベースで直進安定性抜群。一度GSXR-250の17インチホイールにフロントを替え(まったくのポン付けです)、コーナリングが多少クイックになりましたが、やはり後に元の18インチに戻しました。リアタイヤから寝るような感じのハンドリングですがそれがまた良い。

エンジンはアメリカンのようにドコドコ感があり、140キロくらいまでは追い越し加速がそこそこよい。最高速は恐らく180位だが、普通に高速を走っていて遅いと感じることは少ない。

ブレーキはホースとパッドの変更で及第点になる。

シャフトの癖はほとんどない。メンテフリーで本当に楽。

10万キロ以上乗りましたが、途中CDIが一回壊れたのとステアリングステムのベアリングを交換しただけで、あとは問題なく走ってくれました。特にエンジンは鉄板。壊れる気がしませんでした。こかしても壊れるところが少なく、本当に頑丈で良いバイクです。

不人気車ですが、実際必要十分な性能と味を持ち、見た目の押しは強くないですが、スリムで乗りやすく、乗れば乗るほど良さが分かる相棒です。バイクに迫力やスリルを求める人には魅力が薄いかもしれませんが、私はそっちはRM250に任せて公道はこれで大満足でした。

不満な点

あと10馬力位上の方の馬力があってもよかったが、
それ以外はパーフェクト。

これから購入する人へのアドバイス

M型とN型がありますが、フロントフォークの内部部品など違いがあります。メーターの処理もN型の方が高級感がありますので、N型(1991年型)をおすすめします。

総合評価: 5
年式:1990年  燃費:一般道:18.0km/L  高速道:20.0km/L
投稿者:ジェットあわび
投稿日:2010-07-13 12:54:52
アメリカンのエンジンを積んだネイキッド

満足している点

アメリカンだと物足りないマルチだと扱いきれない自分にはとてもぴったりなバイクです。アメリカンの用にのんびりドコドコ走ることもできるし、800ccの排気量なので峠など攻めても意外にストレス無く走れたりします(マルチと比べたらいかがなものですが)。何気においしいとこどりなバイクだと思ってます。現行の国産でこの手のバイクは無いに等しいのでなかなかのレアものです。人と違ったバイクに乗りたい方にはおススメなバイクです。エンジンがぶっ壊れるまで大事に乗っていきたいと思います。

不満な点

とにかく重いです。下手したらリッターバイク並みの重さです。
自分は気にならないのですがカスタムパーツは無いに等しいです。海外では結構人気があるみたいなんですけどね。

これから購入する人へのアドバイス

とにかくかなりレアなので見つかっただけでもラッキーと思った方がいいと思います(BikeBros.でも1台あるかないか)。その中で状態のいいものを探すとなるとかなり困難を極めます。自分は1年以上かけてありとあらゆる手段を使いやっと状態のいいものを手に入れました。困難なわりに見つかれば不人気車なのでかなり安く買えると思います。

総合評価: 5
年式:1991年  燃費:一般道:15.0km/L  高速道:18.0km/L
投稿者:竜ノ介こん太
投稿日:2010-04-12 03:27:08