スズキ | SUZUKI イントルーダーLC250 | INTRUDER LC250

車輌プロフィール

1999年11月に発売されたイントルーダーLC250は、軽二輪クラスのアメリカンモデルだった。前年に適用された平成10年排出ガス規制をクリアするかたちで登場したもので、エンジンの形状含めまったく異なるものながら、「アメリカンとしては」マローダー250の後を受けたものになった。排気量248ccの空冷4ストV型2気筒エンジンを、ロー&ロングな車体に搭載したイントルーダーLC250の構成は、先に販売されていたVツインマグナ(ホンダ)とは異なって、アップハンドルのゆったりした乗車姿勢を取ることができるもので、この点は、約半年後に発売されるドラッグスター250(ヤマハ)と同様だった。車両全体のフォルムは、いわゆるアメリカンクルーザーらしいシンプルなものだったが、細部にメッキパーツを多用するなど質感が高められていた。685ミリの低いシート高と、座り心地の良い幅広のシートを採用し、Vツインらしい低速からゆたかなトルク特性と5速ミッションで、ゆったりとしたクルージングが得意なモデルだった。シート下には、5リッターほどの容量があるラゲッジスペースがあり、レインコードなどを収納できた。途中、生産休止を挟みながら、2006年モデルまで設定された。

2006年 INTRUDER LC250 (カタログメイン)
2006年 INTRUDER LC250
カラーチェンジ
2006年モデル
スズキ INTRUDER LC250

2005年6月発売の2006年モデルに、新色としてレッドが加わり、これが最終仕様となった。2007年9月に適合が求められた、平成18年規制に対応することはなかった。

基本スペック

タイプグレード名 INTRUDER LC250
モデルチェンジ区分 カラーチェンジ
型式 BA-VJ51A
発売年 2005
発売月 6
仕向け・仕様 国内向けモデル
全長 (mm) 2240
全幅 (mm) 880
全高 (mm) 1110
ホイールベース (mm) 1520
最低地上高(mm) 150
シート高 (mm) 685
車両重量 (kg) 157
乗車定員(名) 2
燃料消費率(1)(km/L) 48.0
測定基準(1) 国交省届出(60km/h走行時)
原動機型式 J506
原動機種類 4ストローク
気筒数 2
シリンダ配列 V型(L型)
冷却方式 空冷
排気量 (cc) 248
カム・バルブ駆動方式 OHC(SOHC)
内径(シリンダーボア)(mm) 52
行程(ピストンストローク)(mm) 58.5
圧縮比(:1) 10.5
最高出力(kW) 18
最高出力(PS) 24
最高出力回転数(rpm) 8000
最大トルク(N・m) 23
最大トルク(kgf・m) 2.3
最大トルク回転数(rpm) 6000
燃料供給方式 キャブレター
燃料タンク容量 (L) 12
燃料(種類) レギュラーガソリン
満タン時航続距離(概算・参考値) 576.0
エンジン始動方式 セルフスターター式
点火装置 フルトランジスタ式
点火プラグ標準搭載・型式 CR7E
点火プラグ必要本数・合計 2
搭載バッテリー・型式 YTX7L-BS
バッテリー容量 12V-6Ah
クラッチ形式 湿式・多板
変速機形式 リターン式・5段変速
変速機・操作方式 フットシフト
1次減速比 3.173
2次減速比 2.866
変速比 1速 2.636/2速 1.647/3速 1.217/4速 0.952/5速 0.818
動力伝達方式 チェーン
スプロケット歯数・前 15
スプロケット歯数・後 43
チェーンサイズ 520
標準チェーンリンク数 114
フレーム型式 セミダブルクレードル
キャスター角 31°00′
トレール量 (mm) 121
ブレーキ形式(前) 油圧式ディスク
ブレーキ形式(後) 機械式リーディングトレーリング
ブレーキオイル適合規格 DOT 4
懸架方式(前) テレスコピックフォーク
フロントフォークタイプ 正立フォーク
懸架方式(後) スイングアーム式
ショックアブソーバ本数(後) 2
タイヤ(前) 90/90-18
タイヤ(前)構造名 バイアス
タイヤ(前)荷重指数 51
タイヤ(前)速度記号 P
タイヤ(後) 150/80-15
タイヤ(後)構造名 バイアス
タイヤ(後)荷重指数 70
タイヤ(後)速度記号 P
ホイールリム形状(前) MT
ホイールリム幅(前) 2.15
ホイールリム形状(後) MT
ホイールリム幅(後) 3.0
ヘッドライト定格(Hi) 60W/55W
ヘッドライトタイプ(Hi) H4
テールライト定格(制動/尾灯) 21W/5W
スピードメーター表示形式 アナログ