スズキ | SUZUKI ウルフ | WOLF

スズキ
 | SUZUKI
 ウルフ | WOLF

車輌プロフィール

スズキは、ウルフというモデル名を幾たびか使っている。この項におけるウルフとは、1980年代の前半に販売された、レジャーバイクとしてのウルフを指している。70年代に人気を集めた「バンバン」の後継的なモデルとして、バンバンと同じように極太のワイドタイヤを履いて1982年に発売されたウルフには、「自然のなかに遊ぶ、アドベンチャーバイク」というキャッチフレーズを与えられていた。空冷2スト単気筒エンジンを搭載し、ワイドタイヤによって、悪路でも安定した走破性を発揮した。そんな車両のなりたちや性格を含め、全体的な印象はバンバン50と似てはいるが、ウルフのエンジンは直立しており(オフロードバイクのハスラー50と同系エンジン)、フレームもクレードル式で、その意味ではバンバンとは別系統のモデル。同門ながら、似て非なる、それがウルフとバンバンの関係だった(先に「後継的なモデル」と記したが、ウルフ登場時点でバンバン50も現役モデルとして販売中)。ウルフ(82年)は短命に終わったが、1989年には、「ウルフ」の名が再登場。89年発売のウルフ50は、ネイキッドスポーツで、ファットタイヤのウルフとは似ても似つかないバイクだった。

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