カワサキ | KAWASAKI KS-2(KS80) | KS-Ⅱ

車輌プロフィール

1988年に登場したKS-2は、アメリカで人気を集めていた「スーパーバイカーズ」レース用のマシンをミニサイズで模したスタイルを与えられたスポーツモデルだった。スーパーバイカーズは、オンロードとオフロードをミックスしたコースで競うレースのこと。のちに欧州では「スーパーモタード」と呼ばれるようになる。KS-2のエンジンは、AR80用の空冷2スト単気筒エンジンで、6速ミッション、前輪ディスクブレーキを採用。前後10インチのタイヤは、一般的なスクーターと同じサイズだった。KS-2のエンジンは排気量78ccで、原付2種に区分されるが、同時に49ccエンジンのKS-1(原付1種)も登場。AR50用エンジンを搭載したモデルだった。なお、スーパーバイカーズ仕様のモデルとしては、同じ年にTDR80(ヤマハ)も登場していた。KS-2は1990年にモデルチェンジを受け、水冷エンジン搭載のKSR-2へと進化した。正式なモデル名は「KS-Ⅱ」ながら、KS-2やKS80とも呼称されることがあるため、ここでは3種を併記した。

1989年 KS-Ⅱ (カタログメイン)
1989年 KS-Ⅱ
カラーチェンジ
1989年モデル
カワサキ KS-Ⅱ

基本スペック

タイプグレード名 KS-Ⅱ
モデルチェンジ区分 カラーチェンジ
型式 MX080A
発売年 1989
発売月 4
仕向け・仕様 国内向けモデル
全長 (mm) 1560
全幅 (mm) 730
全高 (mm) 890
ホイールベース (mm) 1110
最低地上高(mm) 155
乾燥重量 (kg) 66.5
車両重量 (kg) 75
乗車定員(名) 1
原動機型式 AR080AE
原動機種類 2ストローク
気筒数 1
シリンダ配列 単気筒
冷却方式 空冷
排気量 (cc) 78
2スト・吸気形式 ピストンリードバルブ
内径(シリンダーボア)(mm) 49
行程(ピストンストローク)(mm) 41.6
圧縮比(:1) 7.8
最高出力(PS) 9.2
最高出力回転数(rpm) 8000
最大トルク(kgf・m) 0.85
最大トルク回転数(rpm) 7500
燃料供給方式 キャブレター
燃料供給装置形式 VM18
燃料タンク容量 (L) 9
エンジン始動方式 キックスターター式
点火装置 C.D.I.式
点火プラグ標準搭載・型式 BPR8ES
点火プラグ必要本数・合計 1
バッテリー容量 6V-2Ah
エンジン潤滑方式 分離給油(2スト)
2ストエンジンオイルタンク容量 1.00
クラッチ形式 湿式・多板
変速機形式 リターン式・6段変速
変速機・操作方式 フットシフト
1次減速比 3.619
2次減速比 2.000
変速比 1速 3.307/2速 2.111/3速 1.545/4速 1.240/5速 1.074/6速 0.965
動力伝達方式 チェーン
スプロケット歯数・前 15
スプロケット歯数・後 30
フレーム型式 セミダブルクレードル
キャスター角 26°00'
トレール量 (mm) 67
ブレーキ形式(前) 油圧式ディスク
ブレーキ形式(後) 機械式リーディングトレーリング
懸架方式(前) テレスコピックフォーク
フロントフォークタイプ 正立フォーク
懸架方式(後) スイングアーム式
ショックアブソーバ本数(後) 1
タイヤ(前) 3.50-10
タイヤ(前)構造名 バイアス
タイヤ(前)プライレーティング 2PR
タイヤ(前)タイプ チューブタイヤ
タイヤ(後) 3.50-10
タイヤ(後)構造名 バイアス
タイヤ(後)プライレーティング 2PR
タイヤ(後)タイプ チューブタイヤ
タイヤ標準指定空気圧(乗車定員時・前) 1.25
タイヤ標準指定空気圧(乗車定員時・後) 1.50
ヘッドライト定格(Hi) 25W/25W
テールライト定格(制動/尾灯) 17W/5.3W
スピードメーター表示形式 アナログ