カワサキ | KAWASAKI KX250

新車価格帯(実勢価格)

車輌プロフィール

KX250は、もともとは2ストロークエンジンを搭載したモトクロスレーサーとして、1975年の初代モデルから30年以上にわたって生産されてきたモデルだった。モトクロスレースでも4ストロークエンジンが主流になると、2スト250ccに相対する4スト450ccのマシンとして、KX450Fを投入し、2ストエンジンのKX250は2008年モデルを最後にカタログ落ちとなった。しかしながら、2019年モデルで、同じ「KX250」の名称を持つモデルが登場。2019年新型のKX250は、2ストではなく、4ストエンジンを搭載するモトクロスレーサーだった。つまり、2018年モデルまでのKX250Fから「F」の文字が外されて、「昔の名前」に戻ったということになった。そのため、2019年モデル以降のKX250は、KX250F(2004~2018年)の後継モデルということになる。2020年モデルで全面変更を受け、改名2年目にして、本当に新型モデルとなった。エンジンのボア×ストロークを、従来型よりもビッグボア・ショートストローク化させることで、より高回転重視のエンジン特性を得ていた。また、KX450が2019年モデルで採用したフィンガーフォロワーロッカーアームを、KX250でも採用。また、スタートダッシュを決めるためのローンチコントロール装備や、付属のカプラーを差し替えることで、エンジンマッピングを3パターンに変更できたのも、KX450ゆずりだった。2021年モデルでは、セルフスターターと油圧クラッチを装備し、エンジンのレブリミット(許容最高回転数)を350rpm(毎分回転)向上させるなどの変更を受けた。2023年モデルでは、リアタイヤ幅をこれまでの100ミリから110ミリにワイド化するなどの変更を受けた。2024年モデルで、KX・シリーズの50周年記念カラーモデルが設定された。続く2025年モデルでモデルチェンジを受けた。フレームは2024年にモデルチェンジを受けたKX450用をベースにしたアルミペリメターを採用し、燃料噴射のためのインジェクターをデュアル(2か所)配置。オンオフ可能なトラクションコントロールを採用し、エンジンマップの選択もできるようになった。※KX250は一貫して競技専用モデルであり、公道走行不可

2025年 KX250 ライムグリーン(カタログメイン)ライムグリーン
2025年 KX250ライムグリーン 2025年 KX250(リアビュー) 2025年 KX250(ハンドルまわりイメージ) 2025年 KX250(サイレンサーイメージ)
フルモデルチェンジ
2025年モデル
カワサキ KX250

フルモデルチェンジを受けた2025年モデルのKX250(及びKX250X)。前年(2024年モデル)で刷新されたKX450(KX450X)の要素を採り入れており、フレームはKX450用アルミペリメターを250用に最適化したものとなっていた。クレードルの分岐点が、前年までよりも上に移動しており、排気系を吸気系とシンメトリーに配置することができるようになっていた。デュアルインジェクターや一軸バランサーの採用なども行われた。トラクションコントロール(オフ可能)、エンジンパワーモード選択機能を搭載した。サイドカバーの脱着に工具が不要となり、エアフィルターなどのメンテナンスが容易になった。(マーケットコード:KX252ESFNN / 2024年8月3日発売)※KX250は競技専用モデルであり、公道走行不可

基本スペック

タイプグレード名 KX250
モデルチェンジ区分 フルモデルチェンジ
発売年 2024
発売月 8
仕向け・仕様 国内向けモデル
全長 (mm) 2190
全幅 (mm) 820
全高 (mm) 1265
ホイールベース (mm) 1485
最低地上高(mm) 340
シート高 (mm) 955
車両重量 (kg) 190.2
乗車定員(名) 1
原動機種類 4ストローク
気筒数 1
シリンダ配列 単気筒
冷却方式 水冷
排気量 (cc) 249
カム・バルブ駆動方式 DOHC
気筒あたりバルブ数 4
内径(シリンダーボア)(mm) 78
行程(ピストンストローク)(mm) 52.2
圧縮比(:1) 14
燃料供給方式 フューエルインジェクション
燃料タンク容量 (L) 6.2
燃料(種類) ハイオクガソリン
エンジン始動方式 セルフスターター式
点火装置 C.D.I.式
点火プラグ必要本数・合計 1
エンジン潤滑方式 セミ・ドライサンプ式
エンジンオイル容量※全容量 (L) 1.0
クラッチ形式 湿式・多板
変速機形式 リターン式・5段変速
変速機・操作方式 フットシフト
1次減速比 3.350
2次減速比 3.846
変速比 1速 2.077/2速 1.688/3速 1.438/4速 1.235/5速 1.045
動力伝達方式 チェーン
スプロケット歯数・前 13
スプロケット歯数・後 50
フレーム型式 アルミニウムペリメター
キャスター角 27.1°
トレール量 (mm) 118
ブレーキ形式(前) 油圧式ディスク
ブレーキ形式(後) 油圧式ディスク
ブレーキオイル適合規格 DOT 4
懸架方式(前) テレスコピックフォーク
フロントフォークタイプ 倒立フォーク
フロントフォーク径(φ) 49
フロントホイールトラベル(mm) 305
懸架方式(後) スイングアーム式
ショックアブソーバ本数(後) 1
リアホイールトラベル(mm) 307
タイヤ(前) 80/100-21
タイヤ(前)構造名 バイアス
タイヤ(前)荷重指数 51
タイヤ(前)速度記号 M
タイヤ(前)タイプ チューブタイヤ
タイヤ(後) 110/90-19
タイヤ(後)構造名 バイアス
タイヤ(後)荷重指数 62
タイヤ(後)タイプ チューブタイヤ
ホイールリム幅(前) 1.6
ホイールリム幅(後) 1.85
車両装備:走行モード切り替え
車両装備:トラクションコントロール