満足している点
フルノーマルの00年式A1マレーシア仕様を納車して1年半で2万キロ乗ってみた感想です。
乗りづらい噂を間に受けて恐る恐る乗ってみたものの普通に慣れてしまうので拍子抜けした。
低速トルクについては1速で140キロも出るギア比だから半クラは少し長めに当ててやる必要があるかもしれないが極端なものではない。(1000ccのSSよりはトルクある)
アイドリング発進もできるしエンストなんて滅多にするものではない。
メーカー指定のアイドリング回転数は1300回転前後とのこと(発電量的な話)なのでアイドリング発進ができないと言う人はアイドリング下げ過ぎかも。
クラッチが繋がれば低回転から高回転まで怒涛の加速をぶちかましてくれる。
曲がらないって噂は正直意味がわからない…。
ノーマルセッティングでもツーリングで普通に乗ってる分には曲がらないなんて感じることはない。
攻める場合も前後サスがかなり細かく調整できるのでその調整次第でかなりいける。
超高剛性のパーツで構成されてるだけあってコーナリング中に何かあっても無理矢理曲げていける懐の深さがある。
止まらないって噂もよくわからない…。乗り始めの暖気が終わってない状態は確かに止まらないがそれはどんな乗り物でも同じなのではないかと。
風防効果が絶妙で伏せずに乗ればしっかり風を受けられるので涼しいが伏せずに200キロ前後出してもキツくなくて不思議。
4000回転以下はパワーがしっかりありつつもマイルドで乗り心地良好。それ以上はフロントがポンポン浮く。まったりツーリングも全開走行もしっかり楽しめるエンジン特性が最高。
シートが肉厚で日帰り1000キロ近く走ってもお尻は痛くならない。
テールカウルが大きいのと荷掛けフックが使いやすいので割りと荷物が積めるので普通にキャンプツーリングもできる。
自分はよく12Rに釣具を積んで釣ーリングに行くが特に不自由はない。
タンデムの乗り心地は割と良いようでタンデムベルト等で掴むところを作れば日帰り300~400キロはタンデムツーリング余裕。
パワーと剛性は捨てるほどあるのでタンデムでも普通に走りを楽しめる。
不満な点
エンジンからのヤバすぎる放熱。(革パンを履く事で解決)夏はパンチングレザーのパンツとメッシュブーツで解決。
燃費はバイクとしてはかなり悪い。渋滞に捕まると10キロ以下になることもある。
フロントはまだ良いんだけどリアサスの突き上げ感が凄い。重量配分も関係してるとは思うがある程度速度が出てるとリアが跳ねやすいので攻める時は後ろ乗りで。200キロを超えると最高のサスに変化する。
ドン付きはノーマルだと5千回転以上でアクセルオフからのパーシャルにした瞬間に発生しやすい。それ以下の回転数ならアクセルを雑に開けなければドンつきを起こさないようにできるが5千回転以上だとテクニックでカバーなんてのは無理。
フルエキ交換で直管にしてからはドン付きはかなりマシになり2~6速ではどんなにぶん回してようが気になるようなドンつきは無くなった。
1速5千回転以上は相変わらずだが2速低回転からでも怒涛の加速なのでコーナリングで1速をぶん回す事が無い。
ブレーキのコントロール性はあまり良くはないがサーキットでタイムを競うような走り方をしない限り特に問題はないレベル。(そもそもそういうバイクではない)
これから購入する人へのアドバイス
SSと隼や14rみたいなメガスポの中間的ポジションのバイク。高速道路での安定性は抜群で峠も鼻歌混じりでかなりのペースまで持っていけるある意味万能バイク。
初心者に勧めるかと言えばNOだけど中型普通に乗れてる人の2台目ならお勧めできる。
基本中の基本だが踵と膝でバイクをしっかり挟んでシート荷重で倒してセルフステアで曲がれば普通に曲がるし決して難しいバイクではない。
基本がぐちゃぐちゃな人にとっては曲がらないかもしれないが逆に乗り手を育てるバイクと言えるかも。
興味があるなら乗ってみて後悔はしないと思う。
身構える必要は一切無し。
フル加速は吸気音でアドレナリン全開。コーナリングは自分がしっかり操ってる感が得られて楽しい最高のバイク。
投稿者:あまりんぐ