カワサキ | KAWASAKI ゼファー1100 | ZEPHYR 1100
400cc版から登場し(1989年)、ナナハンもデビューした(1990年)ゼファー・シリーズには、国内750cc上限規制が撤廃(1990年)されたこともあって、さらなる大排気量モデルの登場が噂されていた。それが現実のなったのは、第29回東京モーターショー(1991年)のこと。ここで披露されたのが、ゼファー1100であった。市販されたのは翌年3月(1992年)。水冷ツアラー用エンジンをベースに空冷化した1,062cc直4ユニットは、シリンダーあたり2本の点火プラグを持ち、クラッチにはバックトルクリミッターも装備されていた。また、400や750と違い、フロントタイヤには18インチ(リアは17インチ)ホイールが採用されていた。1992年から2006年まで生産されたが、この間の仕様変更で大きなものは、排出ガス規制への対応(2002年)と騒音規制への対応(2003年)への対応ぐらいだったが、生産の中止も平成19年排出ガス規制によるもの。少なからぬモデルがモデルヒストリーを終える中に、ゼファー1100の名前もあった。派生モデルとしては、スポークホイール仕様のゼファー1100RS(1996-2003)も存在した。
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