カワサキ | KAWASAKI バルカン400 | VULCAN 400

車輌プロフィール

1990年に登場したバルカン400(EN400B)は、EN400ツイン(EN400A)の後継となったアメリカンモデルだった。その5年後、まったく新しいモデルとして、バルカン(VN400A)が登場(1995年)。95年登場のモデルは、カワサキによる正式な車種名で表記すると「バルカン」ながら、異なる排気量のバルカンシリーズと区分するために、バイクブロスではバルカン400と表記している。どちらも400ccクラスのアメリカンモデルながら、90年登場のバルカン400(EN400)は398ccの並列2気筒エンジン、95年のバルカン(VN400A)は挟角55°の399ccV型2気筒エンジンを搭載するところをはじめ、ハードウェア的な共通点は存在しなかった。Vツインエンジンのバルカン(400)には、同時にバーハンドル仕様のバルカン-Ⅱが設定され、クラシック(96年)とドリフター(99年)の2タイプも追加されて、入れ替わりながら4機種が展開された。なお、95年以降のV型バルカン400シリーズは、バルカン800をベースにした普通二輪免許(中免)所有者向けモデルで、エンジンも、バルカン800用805ccエンジンのボアを縮小して(88ミリから62ミリへ)、排気量を399ccへと落としたものだった。

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