カワサキ | KAWASAKI 500SS MACHⅢ

車輌プロフィール

世界最速を狙う、という意思表示が明確に表れたスペックをもつバイクが1968年にカワサキから発表された。それがマッハIIIである。並列3気筒を搭載し、各気筒毎に配置されたキャブレターはVM35SCを3連装、最速という目標を達成するために一役買っている。そして得た最大出力はリッターあたり120馬力という当時としては断トツの性能となった。

カワサキ 500SS MACHⅢのユーザーレビュー・写真
 
色々と大変だけど、手放す気にならないバイク

満足している点

音やら加速やら振動やら耐久性やら、全部が作りっぱなしで全く調教されてない所が面白いです。
Z2はあんなに近代的なバイクなのに、マッハを作ってた時のカワサキに一体何があったのか心配になります。

この荒削りっぷりは、現代の非常に良くできたバイクの中にあっては異端と言っても良いかと思います。

どうせ古いバイクに乗るなら、これくらい現代とは違う乗り味のバイクを選ぶのも良いかもしれません。

不満な点

曲がらない、真っ直ぐ走らないと言われますが、カーブはゆっくり曲がればいいし、真っ直ぐ走らないのは法定速度をだいぶ超えてからなので、普通に走ってれば大丈夫ですよ!

ただもう一つ、よく言われる止まらないという欠点については、本当に気を付けねばならないと思います。ちょっと油断するとガードレール張り付きや追突の危険があります。

また簡単にロックします。カーブ走行時なら、低速でも慌てて握るとすぐにスリップダウンの危険があります。

ですので、とにかく安全運転が必要です。特に知らない道を走るときは刺客に狙われてる気持ちで走らないと、不意の歩行者やら停止した車やらに対応できません。後続の車両を先に行かせるくらいの気持ちが必要だと思います。

マッハは走ってるだけであちこち壊れていく2ストローク車両です。いずれは必ずシリンダーに手を入れなければなりません。
また振動のため、大事なボルトがどんどん緩んでいきます。
主治医を見つけておくか、サービスマニュアルと工具を用意したほうがよいと思います。

ボルトの締め付けトルク表
http://kawatriple.com/torque.html

これから購入する人へのアドバイス

キレイな車両を望むなら、海外からの逆輸入車をお薦めします。
国内の車両は生き残っている数が少なく、不人気だった事も相まって粗末に扱われたものが多い印象です。

エンジンとフレームのマッチングに拘る方々も結構おられるかと思いますが、H1については番号が近いのは最初期だけです。
20,000番ではエンジンとフレームに1,500ほどの番号差があります。(エンジン番号のほうが若いです)
ですので、10,000番台なのに番号差が百番程度などと非常に近い事を売りにしてたら、載せかえを疑ったほうがよいと思います。

発売当時、マッハはエンジントラブルがあるとカワサキがエンジンまるごと寄越すみたいな、豪快な対応をしてたという話です。
過去には粗大ゴミ同然に扱われたと聞きます。どんな車両でも、今となっては貴重だと思います。
ですんで、マッチングがどうかよりも、調子がいいか悪いかで選んだほうがいいかもしれません。

パーツがないという話もよく聞きますが、ヤフオクに一年も張り付けば大抵のパーツが出ます。
ピストンは良いリプロ品が出てますし、シリンダーはボーリングしたり、最悪スリーブ打ちかえたり、何とでもできます。

クランクは中古品がそこそこ出回ってます。
ただしクランクは強いショックを与えられるとリビルドが必要になる可能性が高く、しっかりと木箱や発泡スチロールで固定されて保管された物を買うか、リビルドを想定して購入することをお薦めします。

フロントサスペンションのインナーが錆びて、シールを傷つけてオイル漏れが起きている車両が多いそうです。
インナーのリプロ品は品質がイマイチで、程度のいい純正品はなかなか貴重です。

外装品はサイドカバーが入手難です。

CDIユニットは動作未確認の物をヤフオクで買うとまず間違いなくぶっ壊れてます。
リビルドしてもらうか、動作確認済みの物を根気よく待つしかありません。

総合評価: 5
年式:1970年  燃費:一般道:10.0km/L  高速道:10.0km/L
投稿者:おどん
投稿日:2016-10-10 23:15:02
強烈なバイクです

満足している点

やはりなんといっても高回転時の圧倒的な加速感です。
それと同時に起こる凄まじい振動と金属音、アクセルを戻したときのフィンの共鳴音がこのバイクの狂暴なイメージをさらに印象深くしています。

エグリの入ったタンクがとてもスタイルがいいのと、フェンダーからサイドカバー、果てはメーターケースやスイッチ類に至るまでほとんど金属でできているので質感もいいです。

不満な点

ガソリンの燃費はそれほど悪くも無いのですが、オイルの燃費が半端じゃなく悪いです(汗)
200キロで1リッターくらいなくなります^^;;;

横から見るとスマートに見えますが、前から見るとエンジンがかなり張り出していて、ステップも異常に幅が広いです。
おまけにキックペダルが足に当たるので、慣れないうちは足がつりそうになります(笑)

やはり部品がないのが辛いところです。
リプロ品が多少は出回っているのでまだいい方なのかもしれませんが、電装品が壊れたらお手上げです^^;;;

これから購入する人へのアドバイス

このバイクは夢中になるかうんざりするかのどちらかだと思います。
軽い気持ちで乗るのはお勧めしませんが、強い思い入れのある方は是非一度乗ってみてください(笑)

総合評価: 4
年式:1970年  燃費:一般道:15.0km/L  高速道:18.0km/L
投稿者:黒男
投稿日:2011-09-01 01:48:40
ウィッドーメーカ

満足している点

シンプルな作りに 独特のデザイン!サウンド♪

不満な点

現在お店などで販売されているおかしな価格かなw

これから購入する人へのアドバイス

なせばなる!
買って喜び(゜∀゜)
壊れて脱力 (´;ω;`)
直して愛着 (b´∀`)
良いマッハライフを^0^

総合評価: 5
燃費:一般道:0.0km/L  高速道:0.0km/L
投稿者:ズッキーニ
投稿日:2011-07-19 23:11:16