カワサキ | KAWASAKI Z7ハイブリッド | Z7 Hybrid

車輌プロフィール

Z7ハイブリッドが初公開されたのは、2023年のEICMA(ミラノショー)だった。それに先んじて開催されたジャパンモビリティショー2023において、フルカウルスポーツのニンジャ7ハイブリッドが公開されており、カワサキにおける他のニンジャとZと同様に、互いに対となるモデル、という位置づけだった。発表時期は少し違ったが、発売は、同じ2024年6月(※2024年5月20日、発売延期が発表された)。エンジンは、排気量451ccの水冷並列2気筒ユニットで、駆動用のトラクションモーターが組み合わされていた。エンジン&モーターでフルポテンシャルを引き出す「スポーツ・ハイブリッド」、モーターで発進し、のちにエンジンも加わる「エコ・ハイブリッド」、フル電動の「EV」が選択可能。トランスミッションは、電子制御の自動変速機で、6速ボタンシフトによってマニュアルスポーツのような操作を行うことができた。このトランスミッションには、マニュアル走行時に停車すると、自動的に1速に戻ることができたうえ、リバース(後退)機能付きの電動ウォークモードも備えていた。また、アイドリングストップ機構も装備。エンジン(内燃機関/ICE)車では乗り入れができないエリアでの走行も可能としていた。電動モーターがもたらす低回転からの大トルクがもたらす、大排気量車のような加速、ハイブリッドシステムがもたらす燃費の良さ、(フルEV車のように)バッテリーへ充電する必要がないことで、新しいスポーツバイクの地平をひらくモデルとなった。

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