カワサキ | KAWASAKI ニンジャ650 | Ninja 650
日本国内市場に「ニンジャ650」という名称のモデルがはじめて投入されたのは、2017年5月発売のニンジャ650 ABSからだったが、海外向けモデルとしては、それ以前から存在していた。パラレルツイン(並列2気筒)エンジンを搭載し、欧州でER-6と呼ばれていたミドルクラスシリーズのフルカウルモデル「ER-6f」が、北米市場などではニンジャ650(ニンジャ650R)の名前で呼ばれていたからだった。鋼管フレームに、レイダウン&オフセットされたリアショックが特徴的だったニンジャ650は、2012年に登場し、2016年モデルまで生産され、基本的には、同年式のER-6fと同一の車種であった。2017年にモデルチェンジして、日本向けのラインナップにも加えられたニンジャ650は、ER-6シリーズ時代のイメージを一新し、同時代のニンジャシリーズに共通した、エッジの効いたシャープなデザインが与えられた。フレームも新しいトレリスタイプになっており、そのフレームに搭載されるエンジンは、649ccの水冷並列2気筒DOHC4バルブユニットで、これは前身モデルの流れをくむものだった。同時にネイキッドタイプのZ650も登場し、ともにETC車載器を標準搭載していた。2018年モデルからは車名のABS表記が外さ、2019年10月、欧米仕様の2020年モデルが公開された。新しくなったフロントフェアリングは、ニンジャZX-6Rに近いイメージとなり、LEDヘッドライトやフルTFT液晶メーターなど採用していた。その仕様変更モデルは、そのままのかたちで日本でも販売された(2020年2月から)。2022年モデルで平成32年(令和2年)排出ガス規制に適合。燃費表示が若干変わったが、諸元・性能に変更はなかった。2023年モデルでトラクションコントールを装備した。
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