ピージーオー | PGO ティグラ125 | TIGRA 125

中古車価格帯

車輌プロフィール

TIGRAとはラテン語で虎を意味し、その走りは虎を想像させる。Vortex Coolingエンジンという水冷エンジンを搭載。新設計LCDメーター、多機能シャッターキー、12VDCソケットと機能も充実したモデル。

ピージーオー TIGRA 125のユーザーレビュー・写真
 
台湾からの刺客

満足している点

セカンドマシンとして購入。某ネットオークションにて格安で前期型を手に入れ、今では通勤快速マシンとして重宝している。

・速い。とにかく速い。一旦スピードに乗ってしまえばグングン加速する。加速だけで見れば、シグナスxの二型やNMAX125よりも速い気がする。ウェイトローラーのセッティングを加速寄りにすればフロントが浮いてしまうらしい。

・前後ディスク。

・車体が他の国産原付二種スクーターより比較的大柄で、170cm後半の身長なら足つきがちょうどいい具合になる。

・足元が広い。

・メットインスペースがでかい。DCソケットもあるため、スマホ等の充電もできる。

・ホイールベースが長いおかげか、長い直線が多い国道などではとても快適にかっ飛ばせる。

・シートがふかふかで長時間乗っても疲れない。タンデムのスペースも大きいので人を乗せやすい。

不満な点

・外車なのでパーツの入手性に少し難がある。ヤフオクに潜ればある程度の新品部品が手に入る。

・自分で点検、整備できる人でないと詰むバイク。大手でも取り扱いがない場合が多いので事前にショップへ問い合わせしてから検討すべし。

・ティグラは2016年モデルを境に前期後期に別れている。前期型は水冷ユニットが弱いらしく後期型では対策されているらしい。うちの個体にはまだ症状が見られないが。

・高性能エンジンのせいかメットインの中がとても熱くなる。

・カスタムパーツが少ない。特にリアキャリアは少ない。マイナー車の宿命か。

・アクセルが敏感で、渋滞などの低速域では少しギクシャクする。

これから購入する人へのアドバイス

PCXやNMAXが快適性と日常性能を追求する一方で、Tigra125は走りの楽しさとレスポンスを前面に押し出す異端の存在である。高速域の加速感、ワインディングでの身のこなし、スポーツスクーターとしての爽快感は、同排気量帯のスクーターを明確に上回るものである。ゆえに万人受けする一台ではないが、刺さる人には深く刺さり続ける特性を持つ。また、国産車のように「オイル交換だけしていれば何も気にせず乗れる」というタイプではなく、電装系や冷却系の状態管理をはじめ、定期的な点検・予防整備を怠らないことが本来の性能を引き出すうえで重要となる。手がかかるがゆえに応えてくれる、いわば乗り手の理解と愛情で完成度が変わるバイクなのである。
スクーター王国である台湾発のPGOが送り込んだこのマシンは、まさに「台湾からの刺客」と呼ぶにふさわしい存在である。

総合評価: 4
年式:2014年  燃費:一般道:30.0km/L  高速道:0.0km/L
投稿者:びっくりするほどユートピア
投稿日:2025-11-25 14:37:09