ハーレーダビッドソン | Harley-Davidson FXST ソフテイルスタンダード | FXST Softail Standard

車輌プロフィール

その名の通り、ソフテイルファミリーにおける、基本モデル、ベーシックラインとしてラインナップされたのが、FXSTソフテイルスタンダードだった。1980年代、2000年代にラインナップされたのに続き(2011年モデルまで設定)、2020年にも、この年のレイトモデルとして登場した。ソフテイルファミリーは、2018年モデルでダイナファミリーと統合されるかたちで一新されていたので、2020年モデルのFXSTソフテイルスタンダードは、新生ソフテイルとしての新発売となった。当然ながら、フレームはソフテイルファミリー共通で、エンジンは、ミルウォーキーエイト107を搭載。この時代、ソフテイルのエンジンは、107(1,746cc)と114(1,868cc)だったので、そのうちの小さいほうではあったが、それでも大排気量Vツインであることは変わりなく、圧倒的な動力性能が与えられていた。スタイルのコンセプトは、「シンプルなボバースタイル」といったところ。ミニエイプハンドル、ソロシートを備えていた。「吊るし」状態のままでも、抑えられた車両価格のぶんをカスタム用のコストに回すにしても、それはオーナーの自由だった。

2008年 FXST Softail Standard モノトーンカラー(カタログメイン)モノトーンカラー
2008年 FXST Softail Standardモノトーンカラー
2008年モデル
ハーレーダビッドソン FXST Softail Standard

ハードテール風のフレームに大径フロントホイールとフォワードコントロール(ステップバーが前方にある)を採用し、チョッパースタイルを実現したのがFXソフテイル系。その中のベーシックモデルがFXSTで、2008年型ではリヤにスポークホイールを採用したが、2009年型では再びディスクタイプに変更された。

基本スペック

タイプグレード名 FXST Softail Standard
仕向け・仕様 海外メーカーモデル
全長 (mm) 2400
全幅 (mm) 920
全高 (mm) 1178
ホイールベース (mm) 170
最低地上高(mm) 130
シート高 (mm) 663
車両重量 (kg) 317
乗車定員(名) 2
原動機型式 Twin Cam 96B
原動機種類 4ストローク
気筒数 2
シリンダ配列 V型(L型)
シリンダバンク角(°) 45
冷却方式 空冷
排気量 (cc) 1584
内径(シリンダーボア)(mm) 95.3
行程(ピストンストローク)(mm) 111.1
圧縮比(:1) 9.2
最大トルク(N・m) 110
最大トルク回転数(rpm) 2750
燃料供給方式 フューエルインジェクション
燃料タンク容量 (L) 18.9
エンジン始動方式 セルフスターター式
点火プラグ標準搭載・型式 6R12
搭載バッテリー・型式 65989-97B
変速機形式 リターン式・6段変速
変速比 1速 3.340/2速 2.300/3速 1.720/4速 1.410/5速 1.170/6速 1.000
トレール量 (mm) 127
ブレーキ形式(前) 油圧式ディスク
ブレーキ形式(後) 油圧式ディスク
懸架方式(前) テレスコピックフォーク
フロントフォークタイプ 正立フォーク
懸架方式(後) スイングアーム式
タイヤ(前) MH90-21
タイヤ(前)構造名 バイアス
タイヤ(前)荷重指数 54
タイヤ(前)速度記号 H
タイヤ(後) 200/55R17
タイヤ(後)構造名 ラジアル
タイヤ(後)荷重指数 78
タイヤ(後)速度記号 V
メーター表示:燃料計