ハーレーダビッドソン | Harley-Davidson RA1250 パンアメリカ1250 | RA1250 PAN AMERICA1250

車輌プロフィール

パンアメリカ1250(RA1250)は、ハーレーダビッドソン初のアドベンチャーモデル。2018年7月に発表された新中期経営計画において、ストリートファイターモデルとともに、その開発が記されていた。翌2019年11月のミラノ国際モーターサイクルショー(EICMA2019)では、プロトタイプが一般公開され、2020年後半からの市販予定がアナウンスされた。しかし、2020年の世界は、新型感染症のパンデミックに覆いつくされ、市販モデルとして登場したのは、2021年の2月だった。搭載されたエンジンは、排気量1,252ccの水冷V型2気筒で、Vバンク角は60°、DOHC4バルブのビッグボア×ショートストロークの「Revolutiuon Max1250」。バンク角をクルーザーモデルの45°よりも広げることで、各シリンダーへのダウンドラフトスロットルボディが収められるようになり、バランサーを内蔵してエンジンの振動も軽減されていた。プロトタイプでは145psとされていた最高出力は、市販モデルでは152psとなっていた。また、市販モデルは、標準タイプと上級仕様(スペシャル)の2タイプがラインナップされ、後者には電子制御式のセミアクティブサスペンションやシート高の自動調節機構などが採用されていた(別項参照)。2021年5月の北米を皮切りに世界販売され、日本では2021年7月ごろからデリバリーされた。その後、販売の中心は上級仕様(スペシャル)が中心となり、標準モデルはラインナップから姿を消した。

2020年 PAN AMERICA (カタログメイン)
2020年 PAN AMERICA 2020年 PAN AMERICA 2020年 PAN AMERICA 2020年 PAN AMERICA
2020年モデル
ハーレーダビッドソン PAN AMERICA

EICMA2019(ミラノショー)に展示されたプロトタイプ。アドベンチャーモデルらしく、パニアケースやトップケースも用意された(オプションとみられる)。なお、ブレンボ(ブレーキ)やミシュラン(タイヤ)とのパートナーシップも発表された。

基本スペック

タイプグレード名 PAN AMERICA
仕向け・仕様 海外メーカーモデル
乗車定員(名) 2
原動機型式 Revolutiuon Max1250
原動機種類 4ストローク
気筒数 2
シリンダ配列 V型(L型)
シリンダバンク角(°) 60
冷却方式 水冷
排気量 (cc) 1252
カム・バルブ駆動方式 DOHC
気筒あたりバルブ数 4
最高出力(PS) 145