ビーエムダブリュー | BMW R1200Cモントーク | R1200C Montauk

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車輌プロフィール

2003年に発売された、BMW・R1200Cモントークは、R1200C(1997年-)から生まれた派生モデルだった。クルーザー・シリーズのR1200C系モデルは、ベースのR1200C(クラシック)という幹から、アヴァンギャルド(1997年)、インディペンデント(2000年)、ラグジュアリーツアラーのR1200CL(2002年)という車種が生み出されてきたが、モントークは、4番目にして最後の派生モデルとなった。排気量1,169.6ccの水平対向2気筒エンジンやフレーム、テレレバー&モノレバーの足回りなどをはシリーズ共通で、ホイールサイズはフロントが16インチ(リア15インチ)。これは、R1200CLと同じもの。というよりも、モントークそのものが、R1200CLからカウルやトップケースを取り去ったネイキッドバージョンという成り立ちだった。ヘッドライトは、縦に並んだ2眼構成で、上眼には、小さなウィンドシールドも装備されていた。なお、前述の通り、R1200CLのカウルレス・バージョンながら、リアサスペンションユニットを見えないようにするサイドカバーは、モントークにのみ装備されていた。※BMWのクルーザーモデルは、R12000C・シリーズのみで、2000年代中頃までにラインナップから姿を消したが、2020年に、ヘリテイジスタイルのクルーザーとして、R18が登場した。

ビーエムダブリュー R1200C Montaukのユーザーレビュー・写真
 
乗り手を選ぶ癖のある名機

満足している点

・独特なスタイルと希少性は所有欲を満たしてくれる
・最低地上高が高めで多少の段差をモノともしない
・ボクサーエンジンの低重心は高速安定性と旋回性が両立している
・シャフトドライブの片持ちリアアーム
・標準でタコメーター付きなのもグッド
・低回転型なので空油冷の苦手な渋滞でもまず大丈夫
・標準のグリップヒーターと足下ポカポカエンジンで真冬も快適
・小指で止まれるサーボブレーキ

不満な点

・短足には足つきが……(長ければ良いよね
・夏場はエンジンの熱が……(と言うほどでもない
・そこそこ重い……(パニアケース装備で車重270kg

これから購入する人へのアドバイス

BMWとしても、クルーザーとしても特殊な『R1200C』、そのシリーズの中でも特殊な末弟が『Montauk』。
BMWのクルーザーに乗りたいなら、他のR1200Cシリーズの方をオススメ。では、モントークがしっくりくる人はどう言う人かと言うと、じゃじゃ馬ならしに楽しみを見出せる変わった趣味の人なら、うまく付き合っていけると思います。
乗りこなせれば、疲れ知らずに遠出したり、峠をステップとサイドスタンドを擦りながら走ったりして楽しめますよ。

総合評価: 5
年式:2004年  燃費:一般道:18.0km/L  高速道:25.0km/L
投稿者:ゆべし
投稿日:2018-05-03 18:21:38