ビーエムダブリュー | BMW R1150RS

車輌プロフィール

1150ボクサーへと世代交代する中では最後発モデル。1129ccへと排気量アップしたボクサーエンジンにはシフト精度を向上させた新型6速ギアボックスを搭載し、加速性、俊敏性を高めるための適切なチューニングが施され、あらゆるロード・シチュエーションにおいてダイナミックかつ軽快な走行性能に磨きがかけられた。またオーバードライブとなる6速は遠距離でもリラックスした走行が可能。標準装備のBMWインテグラルABSはフロントブレーキ操作時のみ前後連動となるパーシャリータイプを採用し、EVOブレーキシステムとのマッチングにより最適なブレーキ性能を発揮する。2003年には燃焼効率向上・環境性能に配慮し、デュアルスパーク・エンジンに。

ビーエムダブリュー R1150RSのユーザーレビュー・写真
 
トコトコといこう

満足している点

・車体:SとRTのあいだくらいの位置付けになるのかな。悪く言うと中途半端、良く言うと中庸。でもリッタークラスの雰囲気は十二分に醸し出されたいます。シールドを立てるとそれなりにデカく感じます。
・積載:パニアケースは偉大だ。着替え、合羽、カメラなど詰めて出発しても、ちゃんと土産を収納できる。中身が空でも左右装備するとそれだけでも重いし空力にもよろしくないんだろうけど、リアビューの迫力は三倍増しです。
・足回り:テレレバーフロントサスのノーズダイブしない見事さは秀逸です。幅広のシートとの相乗効果で、長距離ライドの疲労軽減に役立っています。

不満な点

・車体:サイドスタンドが遠い。両足かかとまでベタ付きの諸兄ならいざ知らず。つま先ツンツン短足では跨ってのサイドスタンドの出し入れは無理です。若しくはツライです。ステーをかまして頑張ってます。あと、幅広のパニアのせいですり抜けは封印されました。それと、ミラーは見づらいです。
・ブレーキ:フロントブレーキレバーを握るとリアブレーキも作動します。そのおかげでカックンブレーキになりがち。このEVOサーボ、ABSと相まって急制動にはいいんだろうけど、このサーボユニットが壊れやすいという。しかもお値段高いとか…やれやれ。

これから購入する人へのアドバイス

決して速さを求めるバイクではありません。
トコトコとマージンを持って流すのが楽しく感じられるバイク。
水平対向二気筒のフィーリングは一度体感したら病みつきになるかもです。

R1100RSと違うところ:油圧クラッチ 6速ミッション F・Rともに17インチ EVOサーボブレーキ 大型スクリーン クリアFウインカーレンズ

総合評価: 4
年式:2001年  燃費:一般道:16.0km/L  高速道:20.0km/L
投稿者:あだもすて
投稿日:2015-04-14 00:24:21
ロングツーリングマシン

満足している点

目的の場所に早く・安全に・快適に到着するためのマシンとしてはほぼ非の打ち所がない。高速道路では岩のような安定性で疾走でき、可変式のフロントスクリーンを立てればエアーポケットに入ったかのように静粛で快適な空間に包まれる。それでいて燃費も十分に優れている。乗る前は、フルパニアで荷物満載のRが追い越し車線を飛んでいくのを何だかなぁ、と思って見てましたが、気持ちが分かりました。と言うか、何の気負いもなくそうできてしまいます。
一方、ワインディングに持ってくると素晴らしいハンドリングマシンに変貌し、曲がりたい方向に視線を向けるだけ、重心を少しだけ動かすだけで自然なラインで曲がっていけるし、ブレーキ性能が圧倒的に優れているので不安もない。
「RS」の称号にふさわしい、スポーツツーリングマシン。

不満な点

走り始めれば感じないが、やはり停車時・取り回しは重く、駐車するときも地面の状態・傾きに気を使う。細い林道で道を間違え、坂の途中でUターンしなければならなかった時はこのまま遭難するかと真剣に思いました。

これから購入する人へのアドバイス

高性能を維持するには乗りっぱなしとは行きません。購入後の付き合いも含めて十分に技術力・経験のある店を選ぶ必要があります。

総合評価: 4
年式:2003年  燃費:一般道:20.0km/L  高速道:20.0km/L
投稿者:モトーァラート
投稿日:2012-03-27 01:19:16