ビーエムダブリュー | BMW R1200CL

車輌プロフィール

BMW・R1200CLは、2002年に登場したラグジュアリー・ツアラー。R1200C(1997年-)から生まれた、3番目の派生モデルだった。R1200CLのコンセプトは、BMW伝統のフラットツイン(排気量1,169.6ccの水平対向2気筒エンジン)に、当時の最高級ツアラーだったK1200LTのような快適装備を備えたモデル。ボディ同色にペイントされたパニアケース(サイドケース)とトップケース(パッセンジャー用の背もたれ付き)を備え、ハンドルバー固定タイプの巨大なフロントカウルが組み合わされていた。見るからにボリュームを増したとおり、車両重量もアップしていたため、サスペンションは、他のR1200C・シリーズとは異なる専用セッティングが施されていた。また、シリーズの先行モデルと異なるのは、ホイールとタイヤのサイズ。R1200CLは、フロントが16インチに小径化され、タイヤ幅は、フロント用としては太い150ミリを採用していた。※BMWのクルーザーモデルは、R12000C・シリーズのみで、2000年代中頃までにラインナップから姿を消したが、2020年に、ヘリテイジスタイルのクルーザーとして、R18が登場した。

2004年 R1200CL (カタログメイン)
2004年 R1200CL 2004年 R1200CL
マイナーチェンジ
2004年モデル
ビーエムダブリュー R1200CL

2004年モデルから、水平対向エンジンがツインスパーク仕様に変更された。シリンダーごとに2本の点火プラグを持つことで、燃焼効率を上げ、排出ガス内の有害物質を削減した。

基本スペック

タイプグレード名 R1200CL
モデルチェンジ区分 マイナーチェンジ
仕向け・仕様 海外メーカーモデル
全長 (mm) 2415
全幅 (mm) 1075
全高 (mm) 1545
ホイールベース (mm) 1630
最低地上高(mm) 172
シート高 (mm) 745
車両重量 (kg) 308
乗車定員(名) 2
燃料消費率(1)(km/L) 19.6
測定基準(1) 90km/h走行時
燃料消費率(2)(km/L) 16.1
測定基準(2) 120km/h走行時
原動機種類 4ストローク
気筒数 2
シリンダ配列 水平対向(ボクサー)
冷却方式 空・油冷
排気量 (cc) 1169.6
カム・バルブ駆動方式 OHV
気筒あたりバルブ数 4
内径(シリンダーボア)(mm) 101
行程(ピストンストローク)(mm) 73
圧縮比(:1) 10
最高出力(kW) 45
最高出力(PS) 61
最高出力回転数(rpm) 5000
最大トルク(N・m) 98
最大トルク回転数(rpm) 3000
燃料供給方式 フューエルインジェクション
燃料供給装置形式 BMS-K
燃料タンク容量 (L) 17.5
燃料タンク・リザーブ容量 (L) 4
燃料(種類) ハイオクガソリン
満タン時航続距離(概算・参考値) 343.0
エンジン始動方式 セルフスターター式
点火装置 フルトランジスタ式
点火プラグ必要本数・合計 4
搭載バッテリー・型式 YT19BL-BS
バッテリー容量 12V-19Ah
クラッチ形式 乾式・単板
変速機形式 リターン式・6段変速
変速機・操作方式 フットシフト
動力伝達方式 シャフト
フレーム型式 3ピース荷重分担式フレーム構造アルミキャスト製フロントフレーム
ブレーキ形式(前) 油圧式ダブルディスク
ブレーキ形式(後) 油圧式ディスク
ブレーキオイル適合規格 DOT 4
懸架方式(前) テレレバーフォーク
フロントホイールトラベル(mm) 144
懸架方式(後) モノレバー・スイングアーム式
ショックアブソーバ本数(後) 1
リアホイールトラベル(mm) 100
タイヤ(前) 150/80-16
タイヤ(前)構造名 バイアス
タイヤ(前)タイプ チューブレス
タイヤ(後) 170/80-15
タイヤ(後)構造名 バイアス
タイヤ(後)タイプ チューブレス
ホイールリム幅(前) 3.5
ホイールリム幅(後) 4.0
スピードメーター表示形式 アナログ
メーター表示:エンジン回転計
メーター表示:時計
車両装備:アンチロックブレーキ(ABS)
車両装備:サイドボックス
車両装備:リアボックス