ビーエムダブリュー | BMW K1600GT

新車価格帯(実勢価格)

車輌プロフィール

K1600GTは、2010年秋にドイツ本国にて発表されたツアラーモデル。最大のトピックは直列6気筒エンジン(排気量1,649cc)が採用されていたことで、発表前から「コンセプト6」という名称で開発を発表していた新型エンジンが、市販モデルに搭載されたことを意味していた。6気筒エンジンをバイクに搭載するという試みは、カワサキのZ1300やホンダのCBX(1000)などでトライされてきたが、結局は、水平対向6気筒エンジンのホンダ・ゴールドウイング(GL1500/1800)がロングセラーになりえたのみ。そんな中でBMWが(Z1300やCBXと同じ)直列6気筒レイアウトを採用したことは、大きな話題となった。しかし、BMWの四輪車においては、直列6気筒こそがアイデンティティであり、その滑らかな回転から「シルキーシックス」と称される象徴性を持つものだった。なお、Kシリーズ(BMWの直列エンジン搭載ラインナップ)の前身は、4気筒のK1300シリーズだが、K1600GTの6気筒エンジンは、K1300のそれよりも全幅で8cm、重さで17kgしか増加していなかった。他社が1970年代後半にトライした直列6気筒よりも、非常にコンパクトに設計できていた。K1600GTの登場については、ついついエンジンのレイアウトそのものが話題になりがちだが、本来は、BMWにとって、長距離ツアラーに6気筒が必要だったということが先に来る話。理論上、エンジンの振動を打ち消すことが可能な6気筒エンジンならではのスムーズな回転上昇が、新しいKシリーズに6気筒が求められた理由であった。なお、ドイツ本国では、K1600GTと、ラグジュアリータイプのK1600GTLが同時に発表されたが、日本市場への導入は、K1600GTLから開始され、K1600GTは2012年9月からの発売となった。2017年モデルでは、マイナーチェンジを受け、外観イメージを変えるとともに、リバースアシスト(後退補助機構)などが搭載された。2022年モデルで再びマイナーチェンジを受け、欧州規制のユーロ5に適合。よりトルクフルなエンジン特性になるとともに、10.25インチのTFTメーターを標準装備するなどの変更を受けた。※日本では、2017年9月1日出荷以降のモデルにETC車載器が標準装備された。

ビーエムダブリュー K1600GTのユーザーレビュー・写真
 
走り出すとめちゃめちゃ軽い

満足している点

タンデムは無敵です。高速道路でスクリーンを一番高くして走ると風が全くと言っていいほど入ってきません。それと驚くほど旋回性能がいいです。かなりねかせて走れます。ABS PROを試してみました。80kmくらいでのコーナーリングでしたが、フロントブレーキをかけてもバイクが起きません。感動しました。少しのオーバーランでもフロントブレーキが使えるのがめちゃめちゃ頼もしいです。それと、どこまででも走って行ける感じがします。1日、1,000kmは走れると思います。

不満な点

少し重いけど慣れますよ。しかし駐車する時は注意が必要です。
少しの坂でも押せません(汗)ですので、駐車する時は発進する時の事を考えて駐車する必要があります

これから購入する人へのアドバイス

このバイクは取りまわしには体力がいります。ですので若い歳の内に乗るのをお勧めします。高額ですが長期低金利ローンもありますので買えると思いますよ。一度BMWに乗ると病みつきになりますよ。

総合評価: 5
年式:2016年  燃費:一般道:16.0km/L  高速道:25.0km/L
投稿者:ホタ
投稿日:2016-11-15 20:45:41
15000km走った感想です。

満足している点

<外観>
所有感は十分です。良く声をかけていただきます。
<機能>
・一日の走行分だけ表示し、翌日は自動リセットするトリップメータは便利です。
・グリップ・シートヒーターは、その日の駐車では、ONままで、翌日は自動OFFされます。
・私は不要ですが、FMラジオの音と感度は良いです。高速でも聞けます。
<走行>
・トルクは十分。ETC通過で20km/hに減速しても、6速ままでも加速OK. ワインディングは4速固定で十分です。
・320kgの車重ですが、良く曲がります。タイヤはBSのT30重量車用ですが、このタイヤとの相性も良いです。
・高速は、無敵に楽です。オートクルーズで、右手の負担も軽減されます。1日1000km走れます。
・防風も十分です。

不満な点

<外観>
・フロントスクリーン固定部周辺のスクリーンの汚れをふき取ることができません。外す必要があります。
<走行>
・シフトチェンジ時、ガチャっと大きな音がします。最新型は、クラッチレス機能で問題解決しているかもしれません。
・バイワイヤのアクセルは、ブレーキ時減速の際、アクセルでのエンジンあおりの応答が遅く、慣れないとギクシャクします。
 これまでのバイクでは、無かった違和感です。
・すり抜けは、高速の渋滞レベルは、パニア付きで気になりません。しかし、赤信号時、左端から先頭に抜けるシーンでは前愛車のGSと違い、ミラーが遠いので、車幅が広く感じます。車のミラーの接触が気になり、今は、抜けることはしていません。この点は、サイドパニアを外しても同じです。
<その他>
・ホーンをお礼でプッとショートに鳴らしたい時に、CAN通信の応答遅れが激しく、ショートのSW操作に反応しません。プーーーーとなります。
・ターンスイッチが日本車と同じになりましたが、引っ掛かりがあって操作し難いです。
・スピードメータの目盛りが、小さく速度認識がし難いです。

これから購入する人へのアドバイス

さすがに新車は手が出せませんので、2年落ち15000km走行に中古車を購入しました。価格は下取りを入れて日本の新車位です。前車のBMW 1200GSは110000km難なく走ってくれましたので、この車両もまだまだ、走れると思います。重量は、それなりにあるのですが、重量感のあるヒラリと走れる車両です。
バイクは、趣味で買う車両なので、それなりに必要と感じる所有感は十分満たしてくれます。普通の人からも、いいバイクと言ってもらえます。
年を取って体力が無くなってからでは乗れない車両なので、興味のある方は50歳台までには、乗っていただいたほうがいいと思います。
決して一般のリーマンが気軽に購入できる価格でないですが、後から手を加えなくとも十分な性能と魅力、機能を持っています。買って良かったと思ってます。

総合評価: 5
年式:2013年  燃費:一般道:18.0km/L  高速道:20.0km/L
投稿者:onu
投稿日:2016-04-13 23:55:37