ビーエムダブリュー | BMW F800GT

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車輌プロフィール

BMWのF800GTは、ミドルクラスのツーリングスポーツとして、2013年モデルで新登場した。排気量798ccの並列2気筒(パラレルツイン)エンジンを搭載したツアラーとしては、F800ST(2006年-)の後継モデルにあたり、先代同様に、高速走行を快適に行うためのフェアリング(カウリング)と、アップライトなハンドルポジションが与えられていた。駆動方式(ファイナルドライブ)はベルト式で、そもそもベルトドライブで始まったF800シリーズ(F800S/ST)の「伝統」を、唯一受け継ぐモデルだった(ミドルGSやF800Rはチェーンドライブ)。ロングツアラーとしては、メンテナンスフリーに近いベルトドライブを採用する理由があったということ。なお、ST(スポーツ・ツアラー)がGT(グランド・ツアラー)になったことは、単に名称のことだけではなかった。その表れのひとつが、F800GTのホイールベースが、STよりも長くなっていたこと。ロングホイールベース化による巡航安定性が図られていた。日本向けモデルでは、ABSとともにグリップヒーターも備えられていた。ASC(オートマチック・スタビリティ・コントロール)とESA(電子調整式サスペンション)はオプション設定だった。2017年モデルで、欧州のユーロ4規制に適合。ライディングモード(2タイプ選択)も装備された。後継モデルは登場しなかったが、F900・シリーズに設定されたF900XRは、オンロードツアラーとしての性格を受け継いだモデルともいえた。※日本では、2017年9月1日出荷以降のモデルにETC車載器が標準装備された。

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