ビーエムダブリュー | BMW R100S

車輌プロフィール

世界中のライダーを熱狂させた、R90Sの登場から3年後となる1976年、衝撃的デビューを飾ったR90Sの後継モデルとして、BMWはR100Sを市場へ投入した。世界中のバイクメーカーがこぞって模倣した、あのスタイリッシュなビキニカウルはもちろん継承されている。しかしそれは、BMWにとってはすでに過去の伝統のひとつとなっていた。70年代に登場するBMWモデル群は、確かに性急な足取りであったが、それを冷静に見据え、危惧していたのは他ならぬBMWであった。事実、R100SはR90Sの後継機でありながら、すでにフラッグシップモデルではなくなっていた。そして/7シリーズへの移行と時を同じくして登場するフラッグシップモデル、R100RSに対して、既存のBMWファンに応えるためのモデルとして誕生させ、“S”の称号を継続させたのがR100Sなのだ。ちなみにR90Sゆずりの外観を持つR100Sは、82ccの排気量拡大にもかかわらず、最高出力は2psアップに抑えられていた。

1978年 R100S (カタログメイン)
1978年 R100S
1978年モデル
ビーエムダブリュー R100S

基本スペック

タイプグレード名 R100S
仕向け・仕様 海外メーカーモデル
ホイールベース (mm) 1465
車両重量 (kg) 220
乗車定員(名) 2
原動機種類 4ストローク
気筒数 2
シリンダ配列 水平対向(ボクサー)
冷却方式 空冷
排気量 (cc) 980
カム・バルブ駆動方式 OHV
気筒あたりバルブ数 2
内径(シリンダーボア)(mm) 94
行程(ピストンストローク)(mm) 70.6
圧縮比(:1) 9.5
最高出力(PS) 70
最高出力回転数(rpm) 7250
燃料供給方式 キャブレター
燃料タンク容量 (L) 24
エンジン始動方式 セルフスターター式
変速機形式 リターン式・5段変速
変速機・操作方式 フットシフト
動力伝達方式 シャフト
ブレーキ形式(前) 油圧式ダブルディスク
懸架方式(前) テレスコピックフォーク
懸架方式(後) スイングアーム式
タイヤ(前) 3.25-19
タイヤ(前)構造名 バイアス
タイヤ(後) 4.00-18
タイヤ(後)構造名 バイアス