ビーエムダブリュー | BMW F850GSアドベンチャー | F850GS Adventure
BMWのF850GSアドベンチャーは、F850GS(2018年-)の派生モデルとして2019年に発売された。初登場は、2018年のEICMA(ミラノ国際モーターサイクルショー)で、F800GS時代から設定されていたF800GSアドベンチャー(2013年-)の後継モデルでもあった。排気量853ccの水冷並列2気筒DOHCエンジンや倒立フォークなどの基本構成は、同年式のF850GSと共通。また、これまでのGSアドベンチャーの「文法」どおりに、エンジンガードの装備や燃料タンクの大型化(F850GS比で8リットル増の23リットル)、オフロード走破性を高めたサスペンションセッティングが施されていた。また、ステアリングヘッドアングルも2度寝かされており、ホイールベースも15ミリ大きくなっていた。大きな燃料タンクと、エンジンの燃費性能によって、1回給油あたりの航続距離は、理論値ながら550kmが想定されていた。また、本国ではオプションだったTFTカラー液晶メーターは、日本向け仕様においては標準装備され(2021年モデルからは全仕向け地に標準装備)、スマートフォン(発売当時のパーソナル情報端末)と接続することもできた。日本市場では、2019年2月から販売された。2020年7月に発表された2021年モデルでのマイナーチェンジでは、LEDウインカーも標準装備。メーター右側にUSBソケットも備えられた。※日本向けモデルは、ETC車載器が標準装備された。