ビーエムダブリュー | BMW R1300R

車輌プロフィール

2025年に発表されたR1300Rは、BMW伝統の水平対向2気筒(ボクサー)エンジンを搭載したRシリーズのロードスター(R)だった。R1250R(2019年-)の後継モデルというポジションにあり、モデル名の数値が大きくなったことからも推測できるように、ボクサーエンジンの排気量は、R1250R時代の1,254ccから、1,300ccまで拡大されていた。なお、BMWのいう「ロードスター」とは、1990年代以降の国内市場でいえば、カウルレスのネイキッドスポーツといったところ。BMWにとっても、汎用性の高いモデルということでもあり、リターンライダーや女性ユーザーに好まれることから、R1300Rの開発では、シート高を低く抑え、乗降性を改善することに重点がおかれていた。その結果、R1250Rでは820mmだったシートの高さは、785mmにまで低められていた。なお、1,300ccとなったエンジンは、シリンダーボアもピストンストローク量ともに変更されており、ボアは4mm拡大、ストロークは3mm短縮で、よりショートストローク化が図られていた。フレームも完全新設計で、サスペンションはフロントに倒立フォーク、リアはBMWならではのパラレバー式を採用。ライディングモードは3種類(レイン/ロード/エコ)は標準装備で、オプションで追加も可能。急激なシフトダウン時の後輪スリップを防ぐエンジンドラッグトルクコントロールも標準装備されていた。また、クラッチ操作とシフトチェンジを完全自動化した「ASA」や、アダプティブクルーズコントロール(ACC)などの工場オプションも用意されていた。標準モデルのほか、エクスクルーシブ、パフォーマンス、オプション719のグレード展開が設定されていた。※2025年4月時点での情報。日本国内発売時期等は明らかになっていない。

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