ビーエムダブリュー | BMW R1300RS

車輌プロフィール

R1300RSは、2025年4月に発表された新型スポーツツアラーだった。この名称からも分かるように、R1250RS(2019年-)の後継モデルで、BMW伝統の水平対向2気筒(ボクサー)エンジンを搭載するRシリーズの一員。ハーフフェアリングのデザインは、R1250RSの雰囲気を残しつつ、よりシャープなものに変更された。欧州規制のユーロ5+(プラス)に適合したボクサーエンジンは、「数字」の変化からも分かるように、総排気量は1,300cc。先代のエンジンよりもビッグボア×ショートストローク化され、最高出力も最大トルクも向上していた。フレームも新設計され、とくにリアフレームは、これまでの鋼管ではなく、アルミダイキャスト構造を採用。フットレストがR1250RSよりも後方に位置するようになり、ハンドルバーもフラット形状に近くなることで、前輪を意識したスポーツライディングを行うこともできるようになっていた。様々な電子制御デバイスを搭載し、ライディングをサポート。自動シフト機構(ASA)もオプション設定された。なお、モデル名の「RS」とは、ドイツ語のRennSportの頭文字を取ったもの。レンシュポルトは、レーシング・スポーツを意味しており、BMWでのラインナップ一覧では、S1000RRなどと同じ「Sport」に区分されていた。

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