満足している点
■エクステリア
他にはない独創的で美しいデザイン
■サウンド
ノーマルマフラーでさえ体感できる、
猛々しい「ドカサウンド」
■高級感
Sスペックはオーリンズの金色が車体色とマッチし、
素晴らしい高級感を醸し出している
不満な点
■ミラー
デザイン優先のため、ほとんど背後が見えない。
誰もぶつかってこないと思うが、安全運転で。
■維持
故障にも関連するが、最高を維持するため、
こまめなメンテナンスが必要。
純正パーツ類の取り寄せに時間を要す
■故障
比較的高確率で故障する。
ある程度の修理は覚悟してほしい。
・電装系
7,000km:レギュレーター故障
1,500km:メーター故障(持病?)
10,000km:CPU故障
・エンジン
10,000km:燃料ポンプ故障
・駆動系
9,500km:クラッチ消耗(ココココ、という異音に注意!)
9,500km:クラッチハウジング消耗
・そのほか
6,000km:リアカウルステー破損(持病)
9,500km:フロントフォーク消耗(右オイル漏れ/おそらく持病)
※オイル交換は3,000km毎基準だが、2,500km毎の方が調子がよい。
※タイヤ交換は公道走行でおおよそ4,000km目途。(ディアブロコルサ?使用)
□パーツ費メモ ※2010年/見積もりの価格
カウル(アッパー/左右サイド/リア)→それぞれ70k前後
カウル(左右ウィング/左右ミラー)→それぞれ30k前後
ペダル(ブレーキ/シフト)→それぞれ20k前後
レバー(ブレーキ/クラッチ)→それぞれ7k前後
CPU(ユニット・ハーネス含む)→40万~50万
サスペンションO/H(フロント/リア)→それぞれ6万円前後
車検費用(8,000km走行時)→約8万
※全てのパーツは1カ月単位で入荷待ち
これから購入する人へのアドバイス
■血統に生じた異端の遺伝子
文句の付けどころの無い独創的なエクステリア。
そして見た目に負けない高い走行性能。
時代を駆け抜けた最高峰の貫録はさすがだ。
今までのドゥカティを親しんだ方なら、
何のためらいもなく移行できるだろう。
デザインについては賛否あるだろうが、
このデザインは後にも先にも、これを超えるものは出ないだろう。
そういった意味でも所有欲は抜群だ。
私の購入したグレードは「S」
前後オーリンズ製サスペンションが搭載されている。
レース使用でもない限り、ノーマル999で十分だろう。
■総評
良くも悪くもレーシーなイタリア車。
乗れば乗るほどいろいろなトラブルが出る。
入手時はできるだけ高年式(06/07が望ましい)で、
前オーナーがレースに使用しているか否かが選択のポイント。
また1,000kmを切るような低走行車はリコール対策ができておらず、
持病であるメーターやリアステーの修理を自費で行うハメになる。
維持には財力と精神的余裕が必要。
性能だけを求めるなら国産SSをおススメする。
だが非常に気難しいマシンをモノにできれば、
これ以上の快楽は存在しないことを私が保証する。
評価:☆☆☆☆☆
世界を敵に回しても乗り続けたい一台
※2012/12/25 加筆しました
投稿者:KAZUMI