ドゥカティ | DUCATI モンスター821 | Monster 821

車輌プロフィール

2014年に登場したモンスター1200のトレリスフレームと大容量の燃料タンクを用いたミドルクラスとして、2015年モデルのラインナップに加わったのが、モンスター821だった。車名の数値が示すように、搭載されたエンジンは排気量821ccの水冷Lツインの「テスタストレッタ11°」で、これはハイパーモタード(2013年-)用と同系統のパワーユニット。モンスター821の登場によって、空冷エンジンのモンスター696/796がカタログ落ちしたため、2015年(から2016年)のモンスターは、水冷エンジン車のみで構成されることになった。前述したように、モンスター1200(2014年-)のフレーム等を使ってはいるものの、実車のスタイルも構成要素も、大きく異なっていた。モンスター821には、オイルクーラーが装着されず、エンジンの下がスッキリしていたこと、スイングアームが両持ち式になっていたこと、2本出しマフラーのエンド部が上向きになっていたこと、ナンバープレートがリアフェンダーから伸びていたことなどなど、共通点を見出すのが難しいほど。2018年モデルでマイナーチェンジを受け、初代モンスターであるモンスター900(1993年-)をイメージしたデザイン要素で再構成された。また、モノクロ液晶だったメーターパネルはフルカラーに変更され、シフトポジションも表示するようになった。

ドゥカティ Monster 821のユーザーレビュー・写真
 
初めてのドゥカティ

満足している点

とにかく軽くて早いです。前のバイクが重かったことから買い替えたのですが、予想外に軽い感じがします。そのため、慣らしが終わったばかりですが、その加速感にまだ乗り手の慣らしが済んでいません。スタイルは申し分なし。眺めるだけでニヤニヤしてしまいます。メーターも見やすく多機能なので、バイクの進化を感じます。初めての外車と言うことで、所有感は120%です。

不満な点

人間の慣らしが済んでいないせいか、ポジションがキツく、背中が張ります。レプリカ系に比べれば全然楽なポジションなのでしょうが、どんなバイクから乗り換えたかによると思います。ハンドルの位置も微妙に合いませんが、これも個人差はあると思います。あと、整備性は悪いです。バッテリーの位置を初めとして、国産に慣れていた身としては勉強しなければならないことだらけです。加えて維持費も値がはります。できるところはなるべくやりたいとは思うのですが、サービスマニュアルの入手は困難らしいので、どうしようかと思っています。シート下は悲しいくらい何も入りません。リアタイヤは現時点で用品店で売ってないことも悩みの種です。カスタムパーツの値段やアパレルの値段はあり得ないですね。

これから購入する人へのアドバイス

ドゥカティの入門的なバイクなのでしょうが、長く乗りたくなるバイクです。ワインディングは楽しいはずです。バイクに対しての自分の立ち位置を考えさせてくれるバイクですね。私は40代後半ですが、若い人でも楽しめるバイクだと思います。1200の廉価版であることは否めませんが、821ならではの楽しみ方を探してみる価値はあると思います。カスタムパーツもこれから充実してくるでしょうから、じっくり楽しめると思いますよ。

総合評価: 4
年式:2014年  燃費:一般道:15.0km/L  高速道:20.0km/L
投稿者:ジーン
投稿日:2015-01-14 22:14:15