ドゥカティ | DUCATI パニガーレV4R | Panigale V4R

車輌プロフィール

パニガーレV4 Rは、公道走行が可能なレーシングモデルとして2018年に発表された(モデルイヤー上は2019年モデル)。2019年シーズンのスーパーバイク世界選手権(WSBK)に参戦するためのマシンとして、V型4気筒エンジンの排気量を変更。パニガーレV4Sの1,103ccから、ピストンをショートストローク化することで(53.5ミリから48.4ミリへ)、998ccへと縮小し、WSBKのレギュレーションが定める排気量に適合させた。サーキット走行におけるパワーデリバリーに最適化させたエンジンは、221ps(162kW)の最高出力を毎分15,250回転時に発生していた。また、外観上の大きなポイントは、ドゥカティが2016年型のMotoGPマシン「GP16」以来取り組んできたウイングが、市販モデルにも採用されたこと(MotoGPではその後、ウイングの役目を果たすブリスターカウルになったが)。カーボンファイバー製のウイングが生み出すダウンフォースが、走行中の車体の姿勢を安定させ、(トラクションコントロールやスライドコントロールなどの)電子制御の介入を最低限に抑えていた。公道走行が可能とはいえ、サーキット中心のモデルであるため、ピットロード用のリミッターも装備されていた。

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