車輌プロフィール

ディアベルV4は、2023年の新型モデルとして、2022年10月に発表された。ドゥカティのリッターオーバークラスでは、2018年のパニガーレV4以来、Lツイン（2気筒）から4気筒（V4）へのエンジン変更を進めてきたが、その流れがついにクルーザースタイルのディアベル・シリーズにも波及してきた。「V4グランツーリスモ」と名付けられたバンク角90°のV型4気筒エンジンの総排気量は 1,158ccで、168馬力の最大出力を発揮。ライディングモード選択やコーナリングABS、トラクションコントロール、クルーザーながらウィリーコントロールなどの電子制御システムも搭載。6速ミッションにはクイックシフターも組み合わされ、クルーズコントロールも装備していた。フレームはトラス式ではなく、アルミモノコック。ホイールベースは1,593ミリと長く、シートの高さは790ミリで、足つきも良好。リアビューで認められる4本のエキゾーストエンドが、4気筒であることを明示していた。