モトグッツィ | MOTO GUZZI V9 ボバー | V9 BOBBER

新車価格帯(実勢価格)

車輌プロフィール

排気量853ccの空冷90°VツインOHV2バルブエンジンを縦置きする(クランク軸方向が進行方向と同じ)モトグッツィのV9シリーズとして、2016年に登場したV9ボバー。1921年に設立されたモトグッツィ社の創業95周年を記念して、「Bobber」スタイルを蘇らせた(※)ものだった。シートやフェンダーをショートタイプにすることで、16インチ径でファット気味なタイヤが際立つスタイルが特徴だった。ファイナルドライブには、エンジン縦置きと同様に、モトグッツィらしさを表現するシャフト式を採用。ミッションは6速で、ブレーキは前後ともディスク式だった。ABS(アンチロックブレーキシステム)、トラクションコントロールを装備。2019年モデルとして、派生モデルのV9ボバースポーツが登場。また、この853ccエンジンは、ミドルアドネンチャーのV85TT(2019年)にも搭載された。※bobberとは、「短い」「カットされた」ことを意味。第二次大戦後のアメリカで、ダートトラックレーサーのように不要な外装などを削ぎ落としたシンプルスタイルを表した。髪型の「ボブ」と由来は同じ。2021年モデルで欧州排ガス規制のユーロ5に適合するとともにマイナーチェンジを受け、新しい形状のシートや短いフロントフェンダーの採用などの仕様変更も受けた。

2023年 V9 BOBBER SPECIAL EDITION ワークショップ ツイントーン(カタログメイン)ワークショップ ツイントーン
2023年 V9 BOBBER SPECIAL EDITIONワークショップ ツイントーン 2023年 V9 BOBBER SPECIAL EDITION(サイドビュー)
特別・限定仕様
2023年モデル
モトグッツィ V9 BOBBER SPECIAL EDITION

短いフェンダーなどで「ボバー」スタイルを演出するV9ボバーに設定された特別仕様車。排気量853ccの縦置きVツインエンジン(OHV)やシャフトドライブなどの基本構成は、V9ボバーをベースに、アルミ製エンドキャップ付きスラッシュカットサイレンサーやバーエンドミラー、クラシックな蛇腹式のフォークブーツなどを備えていた。サイレンサー形状、フォークブーツは、2019年モデルとして販売されたV9ボバースポーツに近しいものだった。※2023年2月から受注開始となり、出荷は同年6月からとなっていた。

基本スペック

タイプグレード名 V9 BOBBER SPECIAL EDITION
モデルチェンジ区分 特別・限定仕様
発売年 2023
発売月 2
仕向け・仕様 海外メーカーモデル
全長 (mm) 2185
全幅 (mm) 840
ホイールベース (mm) 1465
シート高 (mm) 785
車両重量 (kg) 210
乗車定員(名) 2
原動機種類 4ストローク
気筒数 2
シリンダ配列 V型(L型)
シリンダバンク角(°) 90
冷却方式 空冷
排気量 (cc) 853
カム・バルブ駆動方式 OHV
気筒あたりバルブ数 2
内径(シリンダーボア)(mm) 84
行程(ピストンストローク)(mm) 77
最高出力(HP) 65
最高出力回転数(rpm) 6800
最大トルク(N・m) 73
最大トルク回転数(rpm) 5000
燃料供給方式 フューエルインジェクション
燃料タンク容量 (L) 15
燃料(種類) ハイオクガソリン
エンジン始動方式 セルフスターター式
点火装置 フルトランジスタ式
エンジン潤滑方式 セミ・ドライサンプ式
クラッチ形式 乾式・単板
変速機形式 リターン式・6段変速
変速機・操作方式 フットシフト
動力伝達方式 シャフト
フレーム型式 ダブルクレードル
ブレーキ形式(前) 油圧式ディスク
ブレーキ形式(後) 油圧式ディスク
懸架方式(前) テレスコピックフォーク
フロントフォークタイプ 正立フォーク
フロントフォーク径(φ) 40
フロントホイールトラベル(mm) 130
懸架方式(後) スイングアーム式
ショックアブソーバ本数(後) 2
リアホイールトラベル(mm) 120
タイヤ(前) 130/90-16
タイヤ(前)構造名 バイアス
タイヤ(後) 150/80-16
タイヤ(後)構造名 バイアス
ヘッドライトタイプ(Hi) LED
スピードメーター表示形式 デジタル
メーター表示:エンジン回転計
メーター表示:時計
車両装備:アンチロックブレーキ(ABS)
車両装備:トラクションコントロール