大切なマシンを安心して保管できる理想の生活
2018年11月9日
取材協力/R9レーシング バリュープランニング
取材・写真・文/野岸 泰之
構成/バイクブロス・マガジンズ編集部
大切なバイクやクルマを、できれば安心できる環境で綺麗に保管したい、と思っている人は多いはず。とくに希少車や高価な車両ならなおさらだろう。また逆に、保管場所さえ確保できれば憧れのマシンを手に入れたい、なんて思い描いている人もいるはず。今回はそんな人たちに大いにヒントになるお話だ。
レーシングサポートショップ兼自宅として
ガレージハウスを活用する後藤さんの場合
今回登場してくれたのは、東京都内のガレージ付き賃貸住宅「プレミアムガレージハウス」に住む後藤亜希さん。後藤さんはここで、主に空冷ポルシェを中心としたレースカーの製作や修理、レーシングサポートなどを行うショップ『R9レーシング』の代表を務めている。
ふだんはショップの経理や宣伝などを担当しているという後藤さんは、国内A級ライセンスを所持していて、愛車のアルファロメオMitoでレースに参戦しているほどのクルマ好き。お客さんにレースの楽しさや基本的な走り方などをレクチャーすることもあるとか。
ガレージには自身が所有するポルシェ930ターボとアルファロメオMitoを格納することが多いが、チームのポルシェ964も整備作業を行うため、3台をかわるがわる車庫に収めているという。
「ショップ兼チームの拠点にできる場所を探していたときに、この物件に出会いました。事業所として登録が可能なことが決め手になりましたが、広いスペースと大切なマシンを安心して保管できる点も大きなポイントでした」と後藤さんは言う。
ウラル・サイドカーに乗る
友人が颯爽と登場!?
と、そこへミリタリーテイストあふれる1台のサイドカーが登場。颯爽と乗りこなすのは、千葉県柏市にあるトライクプロショップ『GarageELF(ガレージエルフ)』の植原侑さん。ガレージエルフではさまざまなマシンをベースにトライクの製作・販売を手掛けている。
今回彼女が乗ってきたのは、ロシア製サイドカーのウラル・ギアアップ。2輪駆動で、普通免許でも運転できる乗り物だ。ガレージエルフではこちらの販売にも力を入れている。
後藤さんのポルシェと植原さんのウラル、いずれも水平対向エンジンだ。この日は以前から気になっていた後藤さんのガレージを見せてもらうために、ウラルを駆ってやって来たのだとか。
当初はお互いの愛車を見せ合いながらあれこれおしゃべりをしていた2人だったが、気が付けば話の内容はガレージハウス談義に。
大切なのはなによりも“安心感”
愛車のすぐそばで暮らす幸せ
「ショップを開くにあたり、クルマ2台を中に入れて作業ができる、そんなガレージスペースを探していたんです。プレミアムガレージハウスはショップスペースに使ってもO.K.だし、鉄骨構造なのでシャッターの間口がとても広く、使い勝手もいいんですよ」と後藤さん。
「ホント、開口部が広々としているとマシンがスッと出し入れできるし、何かと便利ですもんね。わかるわ~」と植原さん。
トライクやサイドカーという大きなマシンを扱っているだけに、間口の広さのありがたみは共感できるのだとか。
「あと、上に居住スペースがあるのは整備作業などを翌日に持ち越す際にも便利だし、安心感が違うんですよね。住む場所のほかにガレージや倉庫などを借りる手もあると思うんですけど、いくら防犯対策をしても離れているとやっぱり不安で……。同じ建物に愛車があるので、たとえ寝ていてもすぐ異変に気付けると思うと、ホントに安心なんです。アパートには警備会社の防犯システムも備わっていて、契約するだけで万全のセキュリティも保たれるんですよ」
そんな後藤さんの言葉を聞いて、深くうなずく植原さん。
「うちのお客様にも“安心できる保管場所さえ確保出来たら、ウラルに乗ってみたい”っておっしゃる人も多いんですよ。普通のバイクと違って場所も必要だし、屋外にカバーをかけて置いておくのも可哀想だ、って。今までプレミアムガレージハウスの存在を知らなかったけど、これならお客さんにも勧められそうですね」
このあとも女性同士話は尽きず、さらにガレージをあれこれチェックして、植原さんはショップへと帰っていった。
愛車を安心して保管し、いつでも一緒にいて大切に乗り続けたい……その思いはバイクやクルマを愛する人たちにとって共通であり、そこに垣根はない。今回登場してくれた2人の女性を通じて“プレミアムガレージハウスの輪”が広がっていくことだろう。
INFORMATION
R9レーシング
東京都江戸川区で空冷ポルシェを中心に、レースカーの製作や修理、販売、チューンなどを行うレーシングサポートショップ。「長く、安心して走れる車づくり」をモットーに車両製作を行っている。
garage ELF
千葉県柏市で既存のバイクをベースに専用キットを組み込むなど、トライクの製作・カスタマイズを行っているプロショップ。あわせてロシア製のサイドカー『ウラル』の販売も手掛けている。
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