ホンダ | HONDA CB750カスタム | CB750 CUSTOM

車輌プロフィール

1981年に登場したCB750カスタム。前年に発売された「750カスタムエクスクルーシブ」と異なり、CBの冠がついた。スポーツモデルのCB750Fに対するアメリカンタイプツアラーとして設定され、共通の748cc空冷4気筒DOHC4バルブエンジンは、CB750Fの70psに対し、わずかに(2ps)出力を落とし、最大トルク発生域も、CB750Fから500回転低い7,000rpmとなっていた。車両の用途が異なることによる常用回転域の違いに沿ったものだ。低いシート高やプルバックハンドル、寝かせられたフロントフォークによって、ゆったりとした乗車姿勢で長距離を楽しむことができた。このモデルを最後に、ホンダから直列4気筒のアメリカンモデルは姿を消して、V型エンジン搭載車が主流となっていった。(1982年にはV4のVF750マグナが登場)

1981年 CB750 CUSTOM ブラウン(カタログメイン)ブラウン
1981年 CB750 CUSTOMブラウン 1981年 CB750 CUSTOMブラウン
新登場
1981年モデル
ホンダ CB750 CUSTOM

ティアドロップ型の燃料タンクと4本出しのマフラーが、アメリカンモデルらしい重厚感を与えていたが、ダブルディスクのフロントブレーキなど各部の仕様は、スポーツモデルCB750Fと表裏一体であることを示していた。なお当時のホンダは、車名に「カスタム」の文字を入れることで、アメリカンタイプを意味していた。

基本スペック

タイプグレード名 CB750 CUSTOM
モデルチェンジ区分 新登場
発売年 1981
発売月 5
仕向け・仕様 国内向けモデル
全長 (mm) 2295
全幅 (mm) 880
全高 (mm) 1200
ホイールベース (mm) 1545
最低地上高(mm) 135
乾燥重量 (kg) 236
車両重量 (kg) 252
乗車定員(名) 2
燃料消費率(1)(km/L) 35.0
測定基準(1) 60km/h走行時
原動機型式 RC01E
原動機種類 4ストローク
気筒数 4
シリンダ配列 並列(直列)
冷却方式 空冷
排気量 (cc) 748
カム・バルブ駆動方式 DOHC
気筒あたりバルブ数 4
内径(シリンダーボア)(mm) 62
行程(ピストンストローク)(mm) 62
圧縮比(:1) 9.2
最高出力(PS) 68
最高出力回転数(rpm) 9000
最大トルク(kgf・m) 6
最大トルク回転数(rpm) 7000
燃料供給方式 キャブレター
燃料タンク容量 (L) 16
燃料タンク・リザーブ容量 (L) 2.8
燃料(種類) レギュラーガソリン
満タン時航続距離(概算・参考値) 560.0
エンジン始動方式 セルフスターター式
点火装置 フルトランジスタ式
点火プラグ標準搭載・型式 D8EA
点火プラグ必要本数・合計 4
搭載バッテリー・型式 YB14L-A2
バッテリー容量 12V-14Ah
エンジン潤滑方式 ウェットサンプ式
エンジンオイル容量※全容量 (L) 4.5
エンジンオイル量(オイル交換時) (L) 3.0
エンジンオイル量(フィルタ交換時) (L) 3.5
推奨エンジンオイル(SAE粘度) 10W-30
クラッチ形式 湿式・多板
変速機形式 リターン式・5段変速
変速機・操作方式 フットシフト
1次減速比 2.381
2次減速比 2.277
変速比 1速 2.533/2速 1.789/3速 1.391/4速 1.160/5速 0.964
動力伝達方式 チェーン
フレーム型式 ダブルクレードル
ブレーキ形式(前) 油圧式ダブルディスク
ブレーキ形式(後) 油圧式ディスク
ブレーキオイル適合規格 DOT 3
懸架方式(前) テレスコピックフォーク
フロントフォークタイプ 正立フォーク
懸架方式(後) スイングアーム式
ショックアブソーバ本数(後) 2
タイヤ(前) 110/90-19
タイヤ(前)構造名 バイアス
タイヤ(前)荷重指数 62
タイヤ(前)速度記号 H
タイヤ(前)タイプ チューブタイヤ
タイヤ(後) 130/90-16
タイヤ(後)構造名 バイアス
タイヤ(後)荷重指数 67
タイヤ(後)速度記号 H
タイヤ(後)タイプ チューブタイヤ
ヘッドライト定格(Hi) 60W/55W
スピードメーター表示形式 アナログ
メーター表示:エンジン回転計
車両装備:センタースタンド